「置かれた場所で咲きなさい」著者で、クリスチャンの教育者である渡辺和子の言葉。
「愛とは能率や効率を考えないもの。」
「憂いの中にある優しさと強さ。」
彼女の著作「面倒だから、しよう。」より抜粋。
私はこの言葉は今までいろいろ世話したり助け合ってきた友人とのトラブルから、改めて気がつかされた大切な姿勢だと思い深く反省しています。
私は仕事がなかなか先が見えない状態から、気持ちに余裕がなくなり、合理主義一点張りで私の活動の原点である志の思いを、忘れてしまいがちでした。インターネットの効率を良しとする人間関係の情報を見て、ある意味面倒くさい経済的なリスクもある友人との関係を切ろうかと思ってしまいました。
しかし今朝に上記の私のメンターである一新塾や渡辺和子や松下幸之助の本をじっくり読み直しました。
私はある意味で正社員になり合理主義の効率ばかり追い、かつての自分みたいななかなか病や貧困などから低迷を余儀なくされている人達の気持ちが、わからなくなってしまっている自分に気がつかされました。
松下幸之助は「たとえ良くない問題ある癖を抱えた者も、なくしたり排除したりしていては、本人や社会の根本的な解決にならない。そういう者でも受け入れて適切に生かしていく様にすれば、悪い傾向は薄れむしろプラスになることも可能ではないか。」と書いています。
私もかつては今よりずっとたちが悪い素行をしてしまっていた時期があり、思い返してみれば必ずしも成功者ではないが、そういう人生だからこそあるのかもしれない「憂いの中にある優しさと強さ」を持っている人達などに受け入れて支えられて生きてきたと思います。
今度は私が大変な状況にある方達などを支えて応援していく番だと、思いを改めて決意をし直しました。
支援してきて反面では苦労も多い友人達に、本当は逆に様々助けれてきた私なりの経験も思い出して、この友人との関係を断ち切らずに大切にしたいと思います。