大学病院

本日は、昼過ぎから都心のとある病院で夜まで過ごす予定となっており、しかもその殆どの時間が待ち時間です。せっかくですから、このところ日照りが続いているスペイン語の世界に少しは風穴を開けてやろうと参考書などを準備して・・・。当然、病院の中は携帯電波厳禁ですからね、、、事実上島流しです(笑)。


大学病院という所に行くわけですが、大学病院というと最先端の医療技術が集結しているところ、、、かな?最近は多分化されていますから、何とも言えない部分もありますが。大学病院というと、CABEZÓN自身が扁桃腺の切除手術を受けた時のことを想い出します。


何といっても、手術前はまな板の上の鯉そのものですからね。逃げ出すわけもなく、粛々と手術前日の晩、誰もいなくなった病院の待合室で独り物思いにふけった事を想い出します。昼間は患者で埋め尽くされる待ち合わせ室も、面会時間を過ぎると誰もいなくひっそりとしていました。時折、看護師が足早に通り過ぎてゆくだけ。全身麻酔は、どんなに医療が進歩してもある一定の確率で覚醒しなくなる患者がいる。その率は減る事はあっても無くなる事はない、その様な事を既に知っておりましたから、その一定の確率に自分が含まれたらどうなるだろう・・・、等と心の中には色々な事が巡りました。


看護師には、「酒やたばこをやる方は麻酔の効きが悪い場合があるんですよ」と脅されたモノです。若い頃からを欠かさない生活を続けてきていましたから、手術当日は


ガクガク(((( ;゜Д゜))))ブルブル


それこそ麻酔が効かないうちに手術台に上げられてしまうのではないかと(笑)。ところがどっこい、手術室に運ばれる直前の筋肉注射で爆睡(笑)、幸い覚醒状態で手術台に上がるという恐ろしい状態は免れました。


全身麻酔が切れる時、あれは辛いですね。意識朦朧とした状態で、ふと気がつくと、自分の横にいたのは遠い福島まで駆けつけた兄弟でした。「ああ、無事に終わったんだ・・・」とハッキリしない頭で考えました。声も出す事が出来ませんから、心の中で「何でココに弟たちがいるんだ?」と思いながら、それでいて兄弟の存在が有難い様な、何となく涙が出そうな気持ちでいたことを覚えています。




本日小学校では卒業式。式直前の子ども達の歌声が響いていました。桜もほころび始めていますね。


Editor CABEZÓN


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コメント
 
 
 
私も (ぴんちゃん)
2008-03-25 13:29:42
全身麻酔で手術を受けたことがありますが、ある意味楽しんでました(笑)
不安でドキドキ…というより、不謹慎かもしれませんが、わくわくドキドキな感じで。

全身麻酔ってどんなんだろー、いつ記憶がなくなるんだろう、目が覚めた時ってどんなだろう…といろんな想像をしつつ、手術日を迎えたことを思い出します。
たぶん、自分が病気や怪我をしたことがほとんどなく、そういう辛さをあまり味わってこなかったからなんでしょうねぇ。

手術台に乗るときは確か自力で乗った気がします。
だから「ほほー。ここでやるのかー。」とちょっと周りを見渡しちゃったりして。
で、点滴で麻酔薬を入れられるんですが「ちょっと痛くなりますよー」と言われ、薬が入ってくる感覚とともに「あいたたたた…」と思ったとたんに落ちました。

うちの両親によると、手術室から出てきた時には目覚めていたようなんですが、私には全く記憶なし。
記憶があるのは、夜中急にものすごい腹痛とともに目を覚まし、どうにも我慢できずに看護士さんを呼んで「まだ無理ですよ」という言葉も聞かず全部機械をはずしてもらってトイレに行った時…。

私にとっては、全身麻酔の手術よりも、歯医者さんのほうが数段恐怖なのでした
 
 
 
私の親父は (willie)
2008-03-25 16:33:33
泥酔状態で虫垂炎を発症、まったく麻酔が効かないまま切られたそうですw

ところでCABEZÓNさんの写真、いつもきれいだなと思っていたのですが、W53CAって携帯なんですね。
なるほど「ケータイなのに、エクシリム。」のコピーは伊達じゃありません。
 
 
 
> 私も (CABEZON)
2008-03-25 21:12:45
なかなかリアルな経験談ですね。頻繁にあることでは無いから、楽しむくらいの余裕があった方が良かった(笑)。下手に予備知識があること自体が問題でしたね。

> 薬が入ってくる感覚とともに
へぇ、麻酔薬が入ってくる時って痛いんですか・・・。何だか、造影剤は苦しいという話を聞いたことはありますが、初耳です。次回こそは麻酔耐性を強めて経験してみましょう(笑)。


実は、麻酔科の方々、みんな知り合いでした・・・。そういう意味では、落ち着きのある入院生活だったかも知れません。歯医者は、運良く縁がないので耐性はゼロです。こういう人間て、いざっていうときに大騒ぎするんでしょうねぇ
 
 
 
> 私の親父は (CABEZON)
2008-03-25 21:18:07
> まったく麻酔が効かないまま切られたそうです
うわー、絵に描いたような恐怖体験w 自分だったら、手術が終わった時に恐怖で白髪になっているかも知れません・・・。

掲載している写真は、余りやりたくないのですがヒストグラム補正をかけることが多いです。どうしても眠い絵になる傾向がありますので・・・。エクシリムにうなずける部分と、そうでない部分があるような気がします。某掲示板では、かなり辛辣な評価も出ています。その結果関連スレは粘着に荒らされまくって閑古鳥が鳴いています orz...
 
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