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2つの秘密基地。

昨日の記事の続きでR.

S君の家の前は、あたり一面農地であった。

稲刈りをした後は、あちらこちらに秘密基地が作れた。

比較的S君の家に近いところに、その秘密基地を作った。

基地を作ろうと提案したのは、別のS君。

家に持って帰れない<資料>をそこにおいてメンバーで見たり、それぞれ好きな女の子の事について話したりした。

それが中学1年の時のこと。

普通、秘密基地と言えば小学生時代だと思うが、何故か<もう中学生>になっていた。

秘密基地のすぐそばにあるS君の家は、当時、アジトになっていた。

S君と小生、それに別のメンバー数人で、週末になるとコーラとポテトチップを買ってきては、昼間から<コンパ>である。

ただのコーラでも、皆結構ハイになっていた。

S君の親御さんには、迷惑なコンパだったと思うが、よく許してくれていたものでR.

ありがとうございます!

 

今、急に思い出したのだが、自宅近くに<出荷場>があった。

桃の出荷場である。

当時、出荷場の奥に、管理人のおじいさんが一人で住んでいた。

桃の出荷のオフシーズンは、ガラーンとしており、ギャング・グループの秘密基地に、この場所もなっていた。

ここには、小学生前半から、頻繁に出入りしていた。

と言うか、管理人さんが不在なことも多く、鍵がかかっていないので、皆で平気で入り込み、トランプや将棋や花札をやっていた。

花札をそこで覚えたが、花札をやったのは、小学生時代だけであった。

当時から、受験戦争が始まっていたが、今振り返ってみると(回想のきっかけは、ながら視聴していた二十一世紀少年!)、

牧歌的な時代だった。

つくづくそう思う。

 

 

 

 

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