

須崎遊歩道にはツワブキとイソギクがまだ咲いていましたが、
そのほかに花はツルソバが咲いていた程度でした。
爪木崎の水仙群生地の中やその周辺にアロエの花がたくさん
咲いていました。
アロエは「医者いらず」といわれ、万能薬になることで知られています。
水仙の咲くまでの間、アロエの花が爪木崎を守っているように
感じました。
よく目についたのはトベラの実でした。
トベラの種はネバネバしていて、鳥が食べられるのは薄い仮種皮だけです。
栄養価はゼロらしいですが、鳥は赤い実にだまされて食べて
しまうそうです。

帰りに、家内が山帰来(サンキライ)を見つけました。
赤い実が少ないのによく気づいたものだと感心しました。
私は枝に鋭いトゲがあるのでサルトリイバラと呼んでいますが、
山帰来とはいい響きです。

爪木崎灯台は高台からも海岸からもよく見えましたが、
アロエの花の先に見える灯台が気に入りました。
近くに須崎御用邸があり、植物の研究をご趣味とされた
昭和天皇が須崎の自然を愛されたことがよくわかりました。