

近くの由緒あるお寺の境内に万両がたくさん植栽され実が赤く
色づいています。
万両は野鳥の落とし物から生えるので、庭木としては価値がなく
植栽という言葉は適当でないかもしれません。
万両の実が美しく色づくごろになるとこの寺を訪ねますが、
本堂の前に万両が10数本と多いのは、住職が万両を大切に
しているからに違いありません。
私はいつしかこの寺を「万両寺」と名付けることにしました。
春になると庭にたくさんの万両の実生が出ますが、花の管理人は
それを1本、1本抜き取っています。
万両は高さ50センチ以上に伸びて間延びした樹形になるのが
気に入らないようです。
キャラの木の下のヤブコウジ(別名10両)の中に万両の稚樹を
見つけました。花の管理人は万両の葉がヤブコウジの葉に似ているので
見逃したようです。
来年は庭でも万両の赤い実が見られそうです。