追分市民の森につる性のトキリマメが生えているのに
気がついたのは昨年の晩秋でした。
トキリマメは莢(さや)が秋になって赤く色づき、
やがて莢が裂けて黒い種子が現れます。
多田多恵子先生は”赤と黒の2色効果で鳥の目を
引き寄せる作戦”と表現しています。
種子は硬く鳥が食べてもそのまま対外に出てしまうそうで、
ゴンズイの実によく似ています。
1週間前にトキリマメを探しにこの森に来たときは、
全然見つかずがっかりしました。
昨日出直して丹念に探したら、ほぼ同じ場所でたくさんの
トキリマメを見つけました。
莢の赤い色は時間がたって大半が色が褪せていました。
人気のない森の中を歩いていたら、ヤブコウジ(薮柑子)
の実を見つけました。
同じヤブコウジ科のマンリョウ(万両)との比較で、
10両とも呼ばれます。
高さ5センチほどの木に赤い実が葉の下に付いていました。
ヤブコウジの実を屈んで接写したら膝が痛くなりました。
薄暗い森の中に一瞬西日が射してラッキーでした。