ぬか漬けは好きだけど、漬けるのは面倒だと思ってました。でも糠床をもらって冷蔵庫で管理してみると3~4日忘れててもOKなのがわかって、毎年、手作り糠床をもらって漬けていました。ですが、
今年は最初から作ってみたくなり一週間前に挑戦してみました。(写真は仕込んだところ)
自分で作ってみると以外と簡単なんだなと思ったのと、やはり愛着がわくこと。糠床作りは自分好みの乳酸菌を育てていくことなのですね。その家々で味が違うのは、育った菌のバランスがいろいろ違うからなのでしょう。糠床を毎日手で混ぜるのは、手についている常在菌も一緒に混ぜ込むためのようです。人それぞれに常在菌も違っているでしょうから糠床の環境も人によって違ってくる。発酵っておもしろいなぁ~って思います。
<今回作った分量>
炒り糠 1k (大きな鍋で、中火でよくかき混ぜながら2分くらい炒る)
水 1ℓ (糠と同量。ミネラルウォーターがよい。水道水の場合よく煮沸する)
自然塩 150g (濃度13~15%)
<大まかな手順>
1 炒った糠に煮沸し冷ました食塩水を加え
2 硬めの味噌くらいの固さに練る。
3 容器に移し、昆布・唐辛子を入れる。
4 これに野菜くずを漬けて、保存。
5 毎日野菜くずを取り替えて1週間から10日で糠床は出来る。
★炒りぬかのいいところは香りが良くなり 虫の卵を殺し、 酸化によるぬかの変質を防ぎ、有害な大腸菌などの繁殖を抑える効果があるそうです。大切な微生物もいなくなってしまうのではないかと心配しましたが、調べてみると、捨て漬けする野菜から乳酸菌をもらい育てていくのだとわかりました。熟成させてから追加するのは生糠でもよいみたいです。
★糠の発酵を利用するのが糠味噌の命なのだから、糠を炒ってしまっては・・・と生ぬかを推奨される方もあります。生ぬかの方が自然な香りがするそうです。新鮮な糠はなかなか手に入らないので、今回は炒り糠にしました。
★水は必ず蓋をしないで煮沸すること。水のカルキと糠の成分が結合してセメンダインの臭いがするらしい。ミネラルウォーターを使うときは煮沸しなくてもいいみたいですが、今回は塩となじますために少し煮沸しました。
★糠床の硬さは適当な感じで大丈夫です。野菜を漬けていくと水分が出て柔らかくなります。
★糠床に入れるものは、昆布・唐辛子の他に、実山椒・干ししいたけ・煮干し・大豆など人によっていろいろ入れるものも違っているようです。今回は昆布・唐辛子・実山椒を入れました。
昆布・・・旨み補充(煮干も同様) 定期的に補充する必要があります
唐辛子・・・防腐と、味にピリリと締りを与えるため
粉辛子・・・防腐のため
実山椒・・・香り付けと防腐のため
大豆・・・余分な水分を吸い取ってもらうため(味の補強にもなると考えます)
鉄玉子・・・茄子の色をよくするため
★捨て漬けにする野菜くずは何でもいいですが、捨て漬け野菜を取り除くときは、しっかり絞って汁は戻してください。野菜の汁もぬか床をおいしくしてくれます。キャベツや白菜の外葉や芯、大根や人参の葉っぱや皮やヘタなど。キャベツの芯のような大きなものは2日くらい漬けておいてもよい。
取り換えるとき糠床をよくかき混ぜてやる。
★一週間から10日くらいで糠床は完成します。塩もみした野菜を漬けていきましょう。この時点では乳酸菌の発酵が充分ではないので、しばらくはうまみが不十分で塩辛いだけかもしれませんが、漬けていくことによって、味も馴染んできます。野菜を漬けていくことで熟成していくのです。せっせとかき混ぜながらぬか漬けを楽しみたいものです。
★熟成済みの糠床を少し足すと熟成が早くなります。(熟成糠床は冷凍して保存しておくとよい)
★冷蔵庫で管理すると3~4日放置しても大丈夫。
★発酵が進み過ぎると酸味が出ますので、卵の殻や重曹を入れます。
★臭いが強いと感じたら、塩水を入れてかき混ぜるとよいです。
★糠床に水が上がったら丁寧に拭き取ってやります。
★漬け直すごとに糠と塩を足して固さを一定にしておくとよいです。
★肉や魚を漬ける場合は、野菜と動物性の乳酸菌は異なる様ですので、それぞれ別に漬けたほうがいいと思います。
今年は最初から作ってみたくなり一週間前に挑戦してみました。(写真は仕込んだところ)
自分で作ってみると以外と簡単なんだなと思ったのと、やはり愛着がわくこと。糠床作りは自分好みの乳酸菌を育てていくことなのですね。その家々で味が違うのは、育った菌のバランスがいろいろ違うからなのでしょう。糠床を毎日手で混ぜるのは、手についている常在菌も一緒に混ぜ込むためのようです。人それぞれに常在菌も違っているでしょうから糠床の環境も人によって違ってくる。発酵っておもしろいなぁ~って思います。
<今回作った分量>
炒り糠 1k (大きな鍋で、中火でよくかき混ぜながら2分くらい炒る)
水 1ℓ (糠と同量。ミネラルウォーターがよい。水道水の場合よく煮沸する)
自然塩 150g (濃度13~15%)
<大まかな手順>
1 炒った糠に煮沸し冷ました食塩水を加え
2 硬めの味噌くらいの固さに練る。
3 容器に移し、昆布・唐辛子を入れる。
4 これに野菜くずを漬けて、保存。
5 毎日野菜くずを取り替えて1週間から10日で糠床は出来る。
★炒りぬかのいいところは香りが良くなり 虫の卵を殺し、 酸化によるぬかの変質を防ぎ、有害な大腸菌などの繁殖を抑える効果があるそうです。大切な微生物もいなくなってしまうのではないかと心配しましたが、調べてみると、捨て漬けする野菜から乳酸菌をもらい育てていくのだとわかりました。熟成させてから追加するのは生糠でもよいみたいです。
★糠の発酵を利用するのが糠味噌の命なのだから、糠を炒ってしまっては・・・と生ぬかを推奨される方もあります。生ぬかの方が自然な香りがするそうです。新鮮な糠はなかなか手に入らないので、今回は炒り糠にしました。
★水は必ず蓋をしないで煮沸すること。水のカルキと糠の成分が結合してセメンダインの臭いがするらしい。ミネラルウォーターを使うときは煮沸しなくてもいいみたいですが、今回は塩となじますために少し煮沸しました。
★糠床の硬さは適当な感じで大丈夫です。野菜を漬けていくと水分が出て柔らかくなります。
★糠床に入れるものは、昆布・唐辛子の他に、実山椒・干ししいたけ・煮干し・大豆など人によっていろいろ入れるものも違っているようです。今回は昆布・唐辛子・実山椒を入れました。
昆布・・・旨み補充(煮干も同様) 定期的に補充する必要があります
唐辛子・・・防腐と、味にピリリと締りを与えるため
粉辛子・・・防腐のため
実山椒・・・香り付けと防腐のため
大豆・・・余分な水分を吸い取ってもらうため(味の補強にもなると考えます)
鉄玉子・・・茄子の色をよくするため
★捨て漬けにする野菜くずは何でもいいですが、捨て漬け野菜を取り除くときは、しっかり絞って汁は戻してください。野菜の汁もぬか床をおいしくしてくれます。キャベツや白菜の外葉や芯、大根や人参の葉っぱや皮やヘタなど。キャベツの芯のような大きなものは2日くらい漬けておいてもよい。
取り換えるとき糠床をよくかき混ぜてやる。
★一週間から10日くらいで糠床は完成します。塩もみした野菜を漬けていきましょう。この時点では乳酸菌の発酵が充分ではないので、しばらくはうまみが不十分で塩辛いだけかもしれませんが、漬けていくことによって、味も馴染んできます。野菜を漬けていくことで熟成していくのです。せっせとかき混ぜながらぬか漬けを楽しみたいものです。
★熟成済みの糠床を少し足すと熟成が早くなります。(熟成糠床は冷凍して保存しておくとよい)
★冷蔵庫で管理すると3~4日放置しても大丈夫。
★発酵が進み過ぎると酸味が出ますので、卵の殻や重曹を入れます。
★臭いが強いと感じたら、塩水を入れてかき混ぜるとよいです。
★糠床に水が上がったら丁寧に拭き取ってやります。
★漬け直すごとに糠と塩を足して固さを一定にしておくとよいです。
★肉や魚を漬ける場合は、野菜と動物性の乳酸菌は異なる様ですので、それぞれ別に漬けたほうがいいと思います。