玄倉川の岸辺

悪行に報いがあるとは限りませんが、愚行の報いから逃れるのは難しいようです

根津医師による「代理出産」アンケート

2007年09月14日 | 代理出産問題
いわゆる「代理出産」(私は寄生出産と呼びたい)の問題について批判を続けておられるblueskyblueさんからコメントを頂いた。せっかくなので記事として返信させていただくことにする。

玄倉川の岸辺 代理出産=「寄生出産」 コメント欄
根津医師から届いたとんでもない代理出産アンケート (blueskyblue) 2007-09-14 10:49:20

根津医師から、代理出産に関するとんでもない内容のアンケートが届きました。
詳細は拙ブログに全文を掲載しましたが、これでもなお代理出産したいという人間がいるとしたら異常と言う他ありません。
補償は考えているが、具体的には何も補償策を出さず、代理出産する側が脳内で補完しろということでした。
爺婆が死んでたり、代理出産に家族も文句を言わず、経済的にも豊かであり、出産にまつわるトラブルを家族はサポートしてくれて、挙げ句代理出産して死んだら家族は納得する。
こんな前提なのですが、もはや狂っているとしか思えませんでした。困難な出産を経験した母親として言わせてもらえば、女性を産む機械扱いしているのはまさに代理出産をさせる子宮のない女性、向井亜紀、そして根津医師らの代理出産を推進する人間すべてです。吐き気がします。


根津医師によるアンケートの内容はblueskyblueさんのブログでご覧ください。

 ぶるうすかい blueskyblue の向井亜紀マダム保健室 - 根津医師からの、代理出産に関する異常なアンケート


以下はblueskyblueさんへの返信。

blueskyblueさんこんにちは。
「アンケート」の内容はいかにも根津医師らしいなと思いました。都合の良い仮定で「希望」と「善意」を煽り、結果としてうまく行かなくてもがむしゃらに突き進む。「どんな形であれ女性が子供を産む(産ませる)こと=幸福」という確信というか宗教的情熱に近いものを感じます。

想像したくもないことですが、現実に不幸な事件が起きないと世間は「代理出産」の恐ろしさに気が付かないかもしれません。
少なくとも、ほとんどの人が「代理出産をする人」という言葉を聞いて依頼者(受精卵提供者)のことしか思い浮かばないあいだは無理です。
物理的事実として依頼者は出産しません、死のリスクを冒して出産するのはあくまでも子宮ドナーです。第一の当事者は依頼者ではなく「代理母」なのです。

第三者が「代理出産」の是非について考えるとき

  社会的影響      =4割
  ドナーの安全と幸福 =4割
  依頼者の欲望充足  =2割

くらいの割合であれば冷静でバランスが取れていると思えます。
残念ながら現在の世論多数派(「代理出産」容認派)の感覚では

  依頼者の欲望充足  =7割
  社会的影響      =2割
  ドナーの安全と幸福 =1割

みたいですが。

いくらなんでも根津医師の望むような都合のいい制度ができるとは思えません。その点は楽観視していますが「根津教」の広がりあるいはカルト化を憂慮します。それこそ女性の多様な生き方、幸福のあり方を否定するものです。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
大塚愛 彼氏とSEX映像が撮られていた (大塚愛 彼氏とSEX)
2007-09-15 08:16:05
大塚愛 彼氏とSEX映像が撮られていた
ドラマの主題歌も歌っている【大塚 愛】ネットワークの中では、たくさん画像・動画などが飛び交っているが、今回入手した映像はかなり真実味のある映像であった。
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Unknown (Unknown)
2009-11-26 18:55:55
生命倫理なんてモノは医師にとっては迷信なのかと思います。
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