秋篠宮殿下、紀子妃殿下、おめでとうございます。
お子様の健やかなご成長を心より願い、皇室の弥栄をお祈り申し上げます。
お子様の健やかなご成長を心より願い、皇室の弥栄をお祈り申し上げます。
皇道派(こうどうは)とは、天皇が神であるという説に基づき、当時の腐敗した財界や政界を直接行動(クーデターのような過激な運動も辞さない)で天皇親政による国への国家改造を目指していた大日本帝国陸軍内のグループである。皇道派はこれを昭和維新と称した。この思想は主に青年将校たちに広く支持されていたという。象徴的な人物は荒木貞夫。(⇔統制派)
男系を維持すべし=皇統の正統性を守ることが大切
(特徴)
◎ 天皇や皇室は日本文化の柱であり歴史と伝統を体現しながら継承する存在
◎ 天皇や皇族を個人崇拝するのではなく、皇室が継承している伝統や
文化的精神的価値を崇敬の対象と考える
◎ 国家の基本コンセプト(国体)の問題として天皇のあり方を考える
◎ 正統性は確固たる歴史と伝統に由来する
◎ 比類のない皇統の伝統の重みこそ皇室の安泰に不可欠
◎ 象徴=国家の最高権威
◎ 権威(天皇)>国家権力の形こそ統治の安定につながる
◎ 理論型皇室像
女系でもいいじゃないか=今上天皇家の家系を守ることが大切
(特徴)
◎ 今上天皇や皇室ファミリーに対する愛着や人気が皇室を支持の重要な柱
◎ 天皇存在の根拠は日本国憲法である
◎ 象徴天皇の機能や制度的役割を重視
◎ 今風の価値観に基づく皇室を志向
◎ 正統性は国民の支持(世論)に由来
◎ 継承者の数的安定=皇室の安泰
◎ 象徴=マスコット
◎ 国家権力>天皇(法定天皇)
◎ テレビ型皇室像
客観的に男系と女系の論拠を見るとこんな感じです。女系容認論は天皇の正統性を移ろいやすい現時点での国民世論の支持に置いていますが、「世襲制君主」の永続性を担保できる根拠であるかを考えると、将来的に皇室の廃止も睨んだ考えであることが伺われます。そもそも世襲身分の支持根拠を世論におくことは論理破綻しています。
男系維持は、皇族に新たに男子が誕生するか、旧皇族を何らかの方法で皇族に復帰させなければなりません。男系男子の継承者さえ担保できれば、皇室の永続性は女系容認よりも安泰であると思われます。
どちらにせよ皇室の根幹に関わることを決めるのにあの「有識者会議」では権威がなさすぎます。
また皇族方に対して問答無用の態度は許せません。
政府や国会が皇室と皇族方のご意見をよく伺った上で、慎重に審議して政府の責任で決めるべき問題です。
政府が今国会への提出を予定している女性・女系天皇を認める皇室典範改正案について、自民党内で慎重論が強まっている。武部勤幹事長、久間章生総務会長、青木幹雄参院議員会長ら執行部が27日、国会内で意見交換し、「一度国会へ提出すれば修正は難しいので、慎重な対応が必要だ」との考えで一致した。
(略)
一方、小泉首相は27日、「女系天皇を認めないという議論は、仮に(敬宮)愛子さまが天皇になられた時に、そのお子さんが男でも認めないということ。それをわかっていて反対しているんですかね」と述べ、慎重論を牽制(けんせい)した。首相官邸で記者団に語った。
第一条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。皇室の地位は国民感情に支えられている。国民感情が「女系容認」なのだからそれに乗っかるのが楽だし、無理がない。
女性・女系天皇に反対する学者らによる「皇室典範問題研究会」(代表・小堀桂一郎東大名誉教授)は25日夜、「民間の学識者の意見を顧みる余裕もなく、現皇族のご意見を聴こうともせず、しかるべき政治家の意見にもあえて耳をかそうともしない、そのかたくなな姿勢を見ては、この会議にはかかる重大問題を議する資格は無いと断ぜざるを得ない」などとするコメントを発表した。
(中略)
「皇室典範を考える会」の会員で、ノンフィクション作家工藤美代子さんの話「議論の進め方があまりにも性急すぎる。「女系」を認めるか、認めないかの問題と思われがちだが、もっと幅広く議論すべきだ。儀式一つとっても、女系天皇を認めてしまうと立ちゆかなくなる可能性さえある。将来、女性天皇の結婚や結婚相手の問題など、想定される課題も多い。皇室の方々や旧皇族の人たち、様々な歴史観を持つ方など幅広く各界、各層の意見を聞いて最終報告を作るべきだ」
政府の「皇室典範に関する有識者会議」(座長・吉川弘之元東大学長)の第12回会合が29日午後、首相官邸で開かれ、現行の「男系男子」維持のため、旧皇族の復帰や養子によって継承資格者を拡大する方法は制度上、問題があることを確認した。これにより11月をめどにまとめる最終報告で女性天皇や女系天皇が容認される方向が強まった。