遅まきながら月曜に行われた党首討論の感想を書く。
以下はあくまでも党首のみなさんそれぞれの発言の仕方や表情を見て感じたものであり、各党の政策の是非について賞賛したり批判するものではない。私は政策について論じる気もないし能力も持たない。政策論について論じたい方がもしいらっしゃったら、他のブログをお読みください。木走さんのところは論客の熱いコメントを歓迎しておられるようです(…って、紹介しても良かったのかな?)。
まずは先攻の野党から。
■ 野 党
● 民主党代表 岡田克也氏
話し方が一本調子でせわしない。聞いていて疲れる。小泉氏が話している途中で割り込むのはマナー違反。
真面目で一生懸命なのは伝わるが、毎回毎回小泉氏に正面から挑んではかわされる有様を見ると、「機転とか応用力とかあるのか、この人には?」と不安になる。小泉批判よりも地道に政策を訴えたほうがいいのに。
60点。
● 共産党委員長 志位和夫氏
話し方は岡田氏よりうまい。温厚な高校教師のよう。
「生涯一野党」の諦観か、それとも老舗(現存する最古の政党)の誇りか、がっついたところがない。
自分がもし共産党支持者だったら志位さんにはかなり満足できそうな気がする。
75点。
● 社民党党首 福島みずほ氏
ご本人は一生懸命やっておられるのだろうが、声質といい話し方といい国会議員としては不適切なほど幼稚に見える。
「そういうところがいい」「純粋でけなげだ」というコアなファンに支えられているのだろう。
40点。
● 国民新党代表 綿貫民輔氏
さすがに元衆議院議長だけあって、列席者の中では一番の貫禄。
話し方も生粋の保守政治家らしく重厚。ただし、アドリブには弱そうである。
小泉氏から「綿貫さんの顔を見ると痛む」と振られたときの笑顔は人間的厚みを感じさせた。
70点。
● 新党日本代表 田中康夫氏
知事の公務のため欠席。
結果的にそのほうが良かったかもしれない、と言っては失礼だろうか。
採点不能。
■ 与 党
● 自民党総裁 小泉純一郎氏
私は小泉さんのファンなのだが、ここではなるべく贔屓目を入れないで客観的に評価したい。
…と書いたそばから褒めるのは気が引けるのだが、やはり小泉氏は役者が一枚上である。
さくらさんが「小泉さんは芸能人ですから」と書いておられる通り。一言で言えば華がある。
一人だけ白いクールビズでビジュアル的に先手を取った。似合わなければ場違いで恥ずかしいが、小泉氏は世界のベストドレッサーに選ばれるほどなので何を着ても似合ってしまう。
話し方はいつもの小泉流儀で、ゆっくりとした話し始めはやや自信なさげにも見えるが、話している途中で興が乗り力強さが増し最後には独演会となる。自己演出の巧みさはさすがで、伊達に映画やオペラや歌舞伎を見ていない。話の各所にユーモアを交えるのも上手。
話が長く繰り返しが多いことが難点か。
90点。
● 公明党代表 神崎武法氏
困った。「そうはイカンザキ!」のインパクトが強すぎて顔を見ただけで笑ってしまう。というわけでよく覚えていないのだが、小泉氏が靖国神社参拝を続ける意向を語ったときの苦虫を噛み潰したような表情が印象的だった。小泉さんを支えていくのはいろいろと大変だ。
70点。
選挙戦もいよいよ本番、各党党首の方々はどうか正々堂々と自らの政策を主張してください。
ネガティブキャンペーンはほどほどに、熱中症に気をつけて。
以下はあくまでも党首のみなさんそれぞれの発言の仕方や表情を見て感じたものであり、各党の政策の是非について賞賛したり批判するものではない。私は政策について論じる気もないし能力も持たない。政策論について論じたい方がもしいらっしゃったら、他のブログをお読みください。木走さんのところは論客の熱いコメントを歓迎しておられるようです(…って、紹介しても良かったのかな?)。
まずは先攻の野党から。
■ 野 党
● 民主党代表 岡田克也氏
話し方が一本調子でせわしない。聞いていて疲れる。小泉氏が話している途中で割り込むのはマナー違反。
真面目で一生懸命なのは伝わるが、毎回毎回小泉氏に正面から挑んではかわされる有様を見ると、「機転とか応用力とかあるのか、この人には?」と不安になる。小泉批判よりも地道に政策を訴えたほうがいいのに。
60点。
● 共産党委員長 志位和夫氏
話し方は岡田氏よりうまい。温厚な高校教師のよう。
「生涯一野党」の諦観か、それとも老舗(現存する最古の政党)の誇りか、がっついたところがない。
自分がもし共産党支持者だったら志位さんにはかなり満足できそうな気がする。
75点。
● 社民党党首 福島みずほ氏
ご本人は一生懸命やっておられるのだろうが、声質といい話し方といい国会議員としては不適切なほど幼稚に見える。
「そういうところがいい」「純粋でけなげだ」というコアなファンに支えられているのだろう。
40点。
● 国民新党代表 綿貫民輔氏
さすがに元衆議院議長だけあって、列席者の中では一番の貫禄。
話し方も生粋の保守政治家らしく重厚。ただし、アドリブには弱そうである。
小泉氏から「綿貫さんの顔を見ると痛む」と振られたときの笑顔は人間的厚みを感じさせた。
70点。
● 新党日本代表 田中康夫氏
知事の公務のため欠席。
結果的にそのほうが良かったかもしれない、と言っては失礼だろうか。
採点不能。
■ 与 党
● 自民党総裁 小泉純一郎氏
私は小泉さんのファンなのだが、ここではなるべく贔屓目を入れないで客観的に評価したい。
…と書いたそばから褒めるのは気が引けるのだが、やはり小泉氏は役者が一枚上である。
さくらさんが「小泉さんは芸能人ですから」と書いておられる通り。一言で言えば華がある。
一人だけ白いクールビズでビジュアル的に先手を取った。似合わなければ場違いで恥ずかしいが、小泉氏は世界のベストドレッサーに選ばれるほどなので何を着ても似合ってしまう。
話し方はいつもの小泉流儀で、ゆっくりとした話し始めはやや自信なさげにも見えるが、話している途中で興が乗り力強さが増し最後には独演会となる。自己演出の巧みさはさすがで、伊達に映画やオペラや歌舞伎を見ていない。話の各所にユーモアを交えるのも上手。
話が長く繰り返しが多いことが難点か。
90点。
● 公明党代表 神崎武法氏
困った。「そうはイカンザキ!」のインパクトが強すぎて顔を見ただけで笑ってしまう。というわけでよく覚えていないのだが、小泉氏が靖国神社参拝を続ける意向を語ったときの苦虫を噛み潰したような表情が印象的だった。小泉さんを支えていくのはいろいろと大変だ。
70点。
選挙戦もいよいよ本番、各党党首の方々はどうか正々堂々と自らの政策を主張してください。
ネガティブキャンペーンはほどほどに、熱中症に気をつけて。