黒古一夫BLOG

文学と徒然なる日常を綴ったBLOG

帰国してから、もう1ヶ月

2006-05-18 17:39:49 | 近況
 スロベニアから帰ってきて、早1ヶ月以上がすぎてしまいました。スロベニアでのスローライフのツケが回ったのか、帰国してみたら仕事が山のようにたまっていて、それを処理するのに2週間、その後大学の方でも忙しい日が続き、このブログを書く暇がありませんでした。
 たまっていた仕事を一覧にすると、
(1)「小檜山博全集」の解説ゲラ(3巻分、合計40枚ほど)の校正
(2)立松和平「不憫惚れ」の解説ゲラ校正
(3)北海道新聞の「スロベニアにて」原稿直し
(4)「<在日>文学全集」(全18巻 勉誠出版)のパンフレット手直し
(5)「日本平和人物事典」(監修:鶴見俊輔 日本図書センター)の校正ゲラー    編集協力者になっているので
(6)徳永直全集の企画について
(7)「林京子論」(380枚)の完成:結局連休までかかってしまった。
 これを見ると、なんだか自分のことより他人ことばかりのような気がするが、これも批評家として、大学教師として仕方がないことなのかも知れないし、自分が引き寄せた仕事と思うしかないのでしょう。
 6月には久しぶりに学会(日本社会文学会)のシンポジュウムでパネリストを依頼されたが、半ば楽しみ、半ば何で俺が、という気持ちになっている。そんな多忙だった日々を振り返ると、北海道新聞に依頼された書評のために読んだ高橋たか子の「墓の話」が持っている静謐さが何とも羨ましくなる。
 来月になれば少しは落ち着くのではないかと思っているが、さてどうなることやら。できるだけこのブログは定期的に書くようにしたいとも思っているのだが、実行できるかしら。

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2 コメント

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興味深く読みました、スロベニアにて (小柳 勉)
2006-06-02 14:49:49
私は4月7日からスロヴェニアで生活をしています。

日本にあまり馴染みのないこの国のことを、さまざまな方法で紹介することが目的です。現在は180名ほどへのメルマガ送付と、日本語のブログでスロヴェニアの日常を伝えています。

先生のこれからのスロベニアについての報告を楽しみにしています。
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連絡してみてください。 (黒古一夫)
2006-06-29 15:43:06
小柳さん。

スロヴェニアのどこにお住まいですか。もし、リュブリャーナ市でしたら、是非リュブリャーナ大学の文学部日本研究科を訪れてください。そこで、ベケッシュ先生(今は、夏期休暇で日本に滞在していますが、8月末には帰国するはずです)を訪ねてください。スロヴェニアの日本人世界のキーパーソンですので、いろいろと小柳さんに協力してくださるのではないかと思います。

 アポを取るとき、僕の名前を出してくださってかみません。彼は喜んで協力してくれるはずです。小柳さんの個人生活にも何らかの力になってくれるのではないかと思いますので、どうぞ遠慮無く訪ねてください。
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