昨日(24日・日曜日)、朝3時に起きて、1年に1回の行事となっている「山菜採り」に新潟の湯沢まで行ってきた。僕の家を建ててくれた大工さんと二人(年によってそれぞれ家人が同行することもあるが、昨日は両方の家人とも用事があって不参加だった)で、毎年行っている「秘密の場所」へ。僕らは、山菜採りといっても、メインは「山蕗」で、それにワラビやコシアブラがあれば採る、というやり方をずっと守っており、今回もコンビニで朝昼兼用のおにぎりを買って、その「秘密の場所」に直行した。
なぜ「山蕗」がメインかというと、自家製の「キャラブキ」を作るために大量に採集しなければならないからである。毎年、大体10キロ近く採るだろうか。朝3時に出掛けるのは、明るくなったら直ぐに採り始め、用意した入れ物に一杯になったら途中で日帰り温泉に入って疲れを癒し、帰宅したらすぐにきれいに洗い、水を切り、適当な長さ(3センチぐらい)に切った後、「秘伝」の調理法でキャラブキにするのである。
さて「秘伝」の調理法(実は昵懇にしている土木会社の会長夫人に教えていただいた方法)であるが、本当は秘密でも何でもないのでこの際「公開」しておくと、
①大きな鍋の底に、鍋の大きさにもよるが、頭とはらわたを取った大きめの煮干しを15~20匹置く。
②適当な大きさに切った蕗を鍋一杯入れる。
③醤油、酒を等量、蕗がひたひたになるだけ入れる(この際、すぐ食してしまうのであれば、醤油はそんなに多くなくてもいい)。
④少し「甘み」の欲しい人は、ザラメを適量入れる(僕は、それに加えて、沖縄の黒砂糖をブロックのまま入れる→コクが出るような気がする)。
⑤一煮立ちしてきたら、弱火にして、3時間ほど煮る。(時間の目安は、汁が鍋の底1ミリ以下になったとき。この時注意しなければならないのは、一度入れた蕗は煮ている最中絶対にかき回さないこと。かき回すとふっくらした柔らかいキャラブキにならないし、煮干しの苦みが出てしまう)
⑥最後に「照り」が欲しい人は、適量の「みりん」を加える。
以上。「秘伝・キャラブキの作り方」。
ということなので、10キロ余りの蕗を洗い、切って煮始めたのが3時半、二つのコンロを同時に使い、1回が3時間、それを昨日は3回繰り返したので、寝たのは今朝の4時頃になってしまった(→煮汁が十分にあるうちはいいのだが、最後の方になって居眠りでもしてしまうと、これまでにも何回かそんなことがあったのだが、焦がしてしまい、その鍋全体を無駄にしてしまうということが起きるので、「寝ずの番」を強いられる。これがこの「キャラブキ造り」で一番辛いことである。今回は、途中居眠りをすることがあったが、焦がすことはなく、すこししょっぱく仕上がったが、概ねよくできたのではないか、と思っている。
そして今朝、朝食の後、知り合いにお裾分けする文を抜かして、例年通り小分けして「冷凍庫」へ。田舎暮らしの僕らにとって、冷凍しても味の変わらない(似た直後より、むしろ冷凍した方が味がまろやかになるような気がしている)キャラブキは、不意のお客や友人たちへのちょっとした「手みやげ」に最適なのである。
経費は結構かかるのだが、全くの「自然食品」(醤油や酒に不純物が入っていれば、そんなこと言えないのだが……)として、体を酷使しながら採って作ったキャラブキ、心身共にリフレッシュすることができた。
今回は、蕗の他、ワラビが少々(食卓4回分ぐらい)とコシアブラ少々、大工さんは友人や親戚にできあがったキャラブキを配るとかで、僕の倍の量を採ったが、処理はどうしたろうか。毎年、できあがったキャラブキを味見しっこしているのだが、今回も楽しみである。
それにしても、腰、ふくらはぎ、太ももが痛い。恢復に2~3日かかるかと思うと、ちょっと憂鬱、です。
以上、ご報告でした。
なぜ「山蕗」がメインかというと、自家製の「キャラブキ」を作るために大量に採集しなければならないからである。毎年、大体10キロ近く採るだろうか。朝3時に出掛けるのは、明るくなったら直ぐに採り始め、用意した入れ物に一杯になったら途中で日帰り温泉に入って疲れを癒し、帰宅したらすぐにきれいに洗い、水を切り、適当な長さ(3センチぐらい)に切った後、「秘伝」の調理法でキャラブキにするのである。
さて「秘伝」の調理法(実は昵懇にしている土木会社の会長夫人に教えていただいた方法)であるが、本当は秘密でも何でもないのでこの際「公開」しておくと、
①大きな鍋の底に、鍋の大きさにもよるが、頭とはらわたを取った大きめの煮干しを15~20匹置く。
②適当な大きさに切った蕗を鍋一杯入れる。
③醤油、酒を等量、蕗がひたひたになるだけ入れる(この際、すぐ食してしまうのであれば、醤油はそんなに多くなくてもいい)。
④少し「甘み」の欲しい人は、ザラメを適量入れる(僕は、それに加えて、沖縄の黒砂糖をブロックのまま入れる→コクが出るような気がする)。
⑤一煮立ちしてきたら、弱火にして、3時間ほど煮る。(時間の目安は、汁が鍋の底1ミリ以下になったとき。この時注意しなければならないのは、一度入れた蕗は煮ている最中絶対にかき回さないこと。かき回すとふっくらした柔らかいキャラブキにならないし、煮干しの苦みが出てしまう)
⑥最後に「照り」が欲しい人は、適量の「みりん」を加える。
以上。「秘伝・キャラブキの作り方」。
ということなので、10キロ余りの蕗を洗い、切って煮始めたのが3時半、二つのコンロを同時に使い、1回が3時間、それを昨日は3回繰り返したので、寝たのは今朝の4時頃になってしまった(→煮汁が十分にあるうちはいいのだが、最後の方になって居眠りでもしてしまうと、これまでにも何回かそんなことがあったのだが、焦がしてしまい、その鍋全体を無駄にしてしまうということが起きるので、「寝ずの番」を強いられる。これがこの「キャラブキ造り」で一番辛いことである。今回は、途中居眠りをすることがあったが、焦がすことはなく、すこししょっぱく仕上がったが、概ねよくできたのではないか、と思っている。
そして今朝、朝食の後、知り合いにお裾分けする文を抜かして、例年通り小分けして「冷凍庫」へ。田舎暮らしの僕らにとって、冷凍しても味の変わらない(似た直後より、むしろ冷凍した方が味がまろやかになるような気がしている)キャラブキは、不意のお客や友人たちへのちょっとした「手みやげ」に最適なのである。
経費は結構かかるのだが、全くの「自然食品」(醤油や酒に不純物が入っていれば、そんなこと言えないのだが……)として、体を酷使しながら採って作ったキャラブキ、心身共にリフレッシュすることができた。
今回は、蕗の他、ワラビが少々(食卓4回分ぐらい)とコシアブラ少々、大工さんは友人や親戚にできあがったキャラブキを配るとかで、僕の倍の量を採ったが、処理はどうしたろうか。毎年、できあがったキャラブキを味見しっこしているのだが、今回も楽しみである。
それにしても、腰、ふくらはぎ、太ももが痛い。恢復に2~3日かかるかと思うと、ちょっと憂鬱、です。
以上、ご報告でした。