21世紀の農業は第6次産業が目玉だそうだ。
テレビを見て既に周知のことだろうが、実に複雑な産業の有りようであると感じた。
東大の今村奈良臣名誉教授が発案した産業らしい。
一次産業と二次産業それに三次産業を同一経営者が行う産業で、つまり生産から加工、流通販売(店舗)までを行うもので、これらの一次二次三次の数字を加えた数字6をもじって6次産業と名付けたという。
これを肉用牛飼育経営に例を挙げれば、子牛を生ませ、肥育した枝肉を加工し、牛肉を自らの店舗で販売したりステーキハウスを経営すると言うのが6次産業である。
これまで都会地郊外では、滋賀・京都・兵庫などでは以前から行っているケースはあったが、最近では、地方都市や、田舎の観光地などで、その様な例を聞くこととなった。
これらのケースでは、ファミリーレストランなどの牛肉の品質とは異なり、自家生産による明白な和牛肉で高級感のイメージがあることから、予約無しでは入れないケースもあるという。
現時の枝肉価格低迷期では、この様なケースでの経営は、それらに左右されることなく結果が得られることになろうが、不況による影響がないとは言い難い。
従来からの経営に、産業的地位を与えたに過ぎないために、これらを新時代の目玉としたところで、爆発的に6次産業が幅をきかせるとは考えられない。
産業の発展の段階では、それぞれの分野で、やむを得ず取り入れなければ立ちゆかぬ場合には、プラスαを導入することはある。
さらなる産業発展は、本来の業種を尊重しながら、そのノウハウを効率よく生かすことを継続することにあると認識している。
肥育現場では、子牛生産地の高齢化による離農者に代わり、肥育サイドが肩代わりして生産するケースが、今後の形になろうと予測している。
子牛生産者が一環経営で肥育を行う場合は、成功する例はあるが、逆に肥育関係者が子牛生産を行う場合は、問題点が多々ある。
肥育部門での繁殖では、肥らすことが本来のノウハウなので、繁殖雌牛を肥らせすぎて繁殖障害や異常分娩で子牛を死なすケースがままある。
肥育以上に繁殖技術は複雑で、我々人間同様の体調管理を維持するノウハウが不可欠である。
テレビを見て既に周知のことだろうが、実に複雑な産業の有りようであると感じた。
東大の今村奈良臣名誉教授が発案した産業らしい。
一次産業と二次産業それに三次産業を同一経営者が行う産業で、つまり生産から加工、流通販売(店舗)までを行うもので、これらの一次二次三次の数字を加えた数字6をもじって6次産業と名付けたという。
これを肉用牛飼育経営に例を挙げれば、子牛を生ませ、肥育した枝肉を加工し、牛肉を自らの店舗で販売したりステーキハウスを経営すると言うのが6次産業である。
これまで都会地郊外では、滋賀・京都・兵庫などでは以前から行っているケースはあったが、最近では、地方都市や、田舎の観光地などで、その様な例を聞くこととなった。
これらのケースでは、ファミリーレストランなどの牛肉の品質とは異なり、自家生産による明白な和牛肉で高級感のイメージがあることから、予約無しでは入れないケースもあるという。
現時の枝肉価格低迷期では、この様なケースでの経営は、それらに左右されることなく結果が得られることになろうが、不況による影響がないとは言い難い。
従来からの経営に、産業的地位を与えたに過ぎないために、これらを新時代の目玉としたところで、爆発的に6次産業が幅をきかせるとは考えられない。
産業の発展の段階では、それぞれの分野で、やむを得ず取り入れなければ立ちゆかぬ場合には、プラスαを導入することはある。
さらなる産業発展は、本来の業種を尊重しながら、そのノウハウを効率よく生かすことを継続することにあると認識している。
肥育現場では、子牛生産地の高齢化による離農者に代わり、肥育サイドが肩代わりして生産するケースが、今後の形になろうと予測している。
子牛生産者が一環経営で肥育を行う場合は、成功する例はあるが、逆に肥育関係者が子牛生産を行う場合は、問題点が多々ある。
肥育部門での繁殖では、肥らすことが本来のノウハウなので、繁殖雌牛を肥らせすぎて繁殖障害や異常分娩で子牛を死なすケースがままある。
肥育以上に繁殖技術は複雑で、我々人間同様の体調管理を維持するノウハウが不可欠である。