前回の続きです。
豊国神社の鳥居の所では、何かのドラマの撮影をしていました。
その鳥居を出て、斜め左手方向、約100mの所に「耳塚」があります。
前に書きましたように、文禄・慶長の役(1592~98)で日本兵が朝鮮から持ち帰った耳や鼻が埋葬されている場所です。

かなり大きな土盛りです。見上げるような高さでした。
観光客等の姿はなく、あたりはしーんと静まり返っており、一人の男性が、裏の方で立ってタバコを吸っている姿だけが目に入りました。

生花も捧げられて、韓国のお酒もお供えされているようでした。韓国の方もいらしているのでしょう。ハングル文字でも説明がされていました。

三十三間堂や京都国立博物館、豊国神社は観光として訪れる人は多いでしょうが、ここまで来る人はほとんどいないのでしょうね。
私も、日本史の教員をしていなければ、ここに関心を持って、訪れるまでには至らなかったでしょう。
文禄・慶長の役で秀吉の兵が朝鮮の人々の耳や鼻をそいで持ち帰ってきたこと、それによって耳や鼻のない朝鮮の人々が大勢出たこと、朝鮮の人々はその所業をずっと忘れず、明治時代に至っても、福沢諭吉が「脱亜論」で嘆いたように、日本に対する怨恨の感情は根強いものがあって、消えない、ということ・・・こうした話を授業ですると、毎年必ず、生徒がしーんと静まり返ってしまうという現象が起きます。
日本の高校生にとっても、この史実は相当衝撃的であるということです。朝鮮の人々に400年前の日本人が、ひどいことをしたんだ、ということは、生徒は確かに感じています。
そのように私は毎年話をするだけで、時には、京都に行った時に、興味があったら耳塚を見て来てください、などと言っていました。生徒に話すだけで、実際に耳塚を見ていないというのでは、いけないかなと思っていました。やっと、見に行くことができました。
このようなネガティブな史跡は、ハワイの真珠湾を日本人が訪れないのと同じように、一般的には、観光の一つの場所として訪れることはないかもしれません。
誰もが実際に訪れることは難しいかもしれないので、この記事によって、このような所なんだなということを、感じていただければ、と思っています。
地図は再掲しておきます。

下は、耳塚について書かれた記事のリンクです。参考に、読んでみてください。
http://www.kyoto-wel.com/mailmag/ms0202/mm.htm
豊国神社の鳥居の所では、何かのドラマの撮影をしていました。
その鳥居を出て、斜め左手方向、約100mの所に「耳塚」があります。
前に書きましたように、文禄・慶長の役(1592~98)で日本兵が朝鮮から持ち帰った耳や鼻が埋葬されている場所です。

かなり大きな土盛りです。見上げるような高さでした。
観光客等の姿はなく、あたりはしーんと静まり返っており、一人の男性が、裏の方で立ってタバコを吸っている姿だけが目に入りました。

生花も捧げられて、韓国のお酒もお供えされているようでした。韓国の方もいらしているのでしょう。ハングル文字でも説明がされていました。

三十三間堂や京都国立博物館、豊国神社は観光として訪れる人は多いでしょうが、ここまで来る人はほとんどいないのでしょうね。
私も、日本史の教員をしていなければ、ここに関心を持って、訪れるまでには至らなかったでしょう。
文禄・慶長の役で秀吉の兵が朝鮮の人々の耳や鼻をそいで持ち帰ってきたこと、それによって耳や鼻のない朝鮮の人々が大勢出たこと、朝鮮の人々はその所業をずっと忘れず、明治時代に至っても、福沢諭吉が「脱亜論」で嘆いたように、日本に対する怨恨の感情は根強いものがあって、消えない、ということ・・・こうした話を授業ですると、毎年必ず、生徒がしーんと静まり返ってしまうという現象が起きます。
日本の高校生にとっても、この史実は相当衝撃的であるということです。朝鮮の人々に400年前の日本人が、ひどいことをしたんだ、ということは、生徒は確かに感じています。
そのように私は毎年話をするだけで、時には、京都に行った時に、興味があったら耳塚を見て来てください、などと言っていました。生徒に話すだけで、実際に耳塚を見ていないというのでは、いけないかなと思っていました。やっと、見に行くことができました。
このようなネガティブな史跡は、ハワイの真珠湾を日本人が訪れないのと同じように、一般的には、観光の一つの場所として訪れることはないかもしれません。
誰もが実際に訪れることは難しいかもしれないので、この記事によって、このような所なんだなということを、感じていただければ、と思っています。
地図は再掲しておきます。

下は、耳塚について書かれた記事のリンクです。参考に、読んでみてください。
http://www.kyoto-wel.com/mailmag/ms0202/mm.htm
10年ぶりなので・・・
よかったら見に来てください
http://blog.goo.ne.jp/yt564190yt
今まさに、奈良におります。
博物館学芸員資格課程の学内実習が、明日あるためです。
ブログ開設、おめでとうございます!
さっきざっと見させていただきました。
景気づけに感想等を後でそちらに書かせていただきます。
gooブログを選択されたんですね。サクサク動きが軽いのはいいのですが、タグが複数付けられないので、ちょっと記事の仕分けがしにくいなというところはあります。
今日はフリーだったので、神戸まで足をのばし、五色塚古墳を見てきました。淡路島と明石海峡大橋がよく見える絶景の地でした。
ブログを拝見する楽しみも増えて、宿で一人うれしくなり、元気が出てきました。
末長く、続けてください。
編集画面のアドレスを書いたようです
学内実習、お疲れさまです。3回あるのでしたね、頑張って下さい。遠い西の方(西方浄土ではない)からお祈りしております。
初めてではないけれど、初めてといっていいブログの立ち上げで、ウロウロし、gooとメールやりとりもしましたが、正常に上程されているとのこと。少し投稿制限を緩和した方がよいとのご指導もあり、あれこれしていました。 折にふれ、京都のことどももアップしようと思っています。よろしくお願いします。
gooは親切、ですか。何でも聞いてみるのが早いですね。
そちらのブログで、コメントを書いたりするときに、なんとお名前を呼びかけたら戸惑うと思うので、何かハンドルネームをつけたらどうでしょう。
先程普通検索観音さんのブログに、柿食えば…の話を書いた後、カフェを出て三条通りを歩いていましたら、ちょうど18時で、興福寺の鐘がゴ~ン、と鳴るのが聞こえました。
柿ならぬ、ケーキ食えば、鐘が鳴るなり興福寺、でした(おそまつさま)。
興福寺の鐘も、破れ鐘とは言わないまでも面白い風情があり、日も落ちて、さすがにいくらか涼しい風が吹いてきました。奈良の商店街には、夜はところどころ真っ暗な空間があり(親愛幼稚園とか)、商店街なのに虫の声が聞こえたりして、面白い所です。
そんなふうに最後は秋をより感じることができました。
現在は京都に向かう車中です。
この秋、私もレポートがんばります。普通検索観音さんもがんばってください。
奈良の夕、風情がありますね。山頭火に
つかれた脚にとんぼとまった
というのもあります。山頭火は寂しいものが多いですが、ほのぼのとしたものも、ぽつぽつあるようです。「つらくなった足にフェイタス貼った」とほとんどリズムが変わらないと思うのですが(感性が違う)。
京都は昔々学生をしていたところで、いまでも毎年行っています。今年は奈良に行くたびに寄っています。
無断で読者登録させていただきました。お許しあれ。今後ともよろしくお願いいたします。
種田山頭火は、調べてみたら、山口の人だったんですね。今まであまり興味がなかったのですが、山頭火が放浪の旅をしていた頃の年齢と同じくらいになって、その句がより理解できるような心境にもなってきた気がするので、ちょっと読んでみようと思います。
京都で学生時代を過ごされたのですか?うらやましいです。京都の話題も期待しています。
読者登録は、断ってしてきた人もいないし、私も黙ってやっているので、全然問題ないと思います。私も普通検索観音さんのブログを登録しましたので、よろしくお願いいたします。