さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

「涙そうそう」は歌の方がいい

2006年11月01日 01時37分41秒 | 映画
今日は仕事が休み。部屋の片付けや掃除をしていたら、
すでに時間は午後2時。以前からずっと
「フラガール」を見たかったのですが、
休みの度に、出かけるのが遅くなって、ずっと見逃していました。
そろそろ見なくては、劇場公開が終わってしまいそうだったので、
今日は気合を入れて、夕方の予定に間に合うような上映スケジュールの
映画館を探したところ、豊島園のユナイデットシネマならば、
夕方6時からの予定に間に合う!!

がしかし!
実際に劇場へ行くと、何故か「フラガール」は一時間前に
始まっています。見間違いか、ウェブのミスか、
しかし、そんなことを考えている暇もないくらい、
今、入場すれば、本編に間に合う映画がありました。

てなわけで、今日は「涙そうそう」を見てきました。
血のつながりのない兄と妹の愛情を描いた映画で、
もちろん、森山良子作詞BIGIN作曲、夏川りみの歌で
大ヒットした「涙そうそう」をモチーフにしています。

すでに観た方も多く、どちらかと言うと、評判はよくなく、
自分がよく見るブログで「涙そうそうにはならなかった」と書いてあったり、
おすぎも「予告編の出来がよかった」と言っていたので、
あまり期待はしていませんでした。

しかし、自分はオープニングのタイトルが出る前の
最初の5分くらいですでに、涙。
「出会い」「別れ」「死別」など、典型的なシーンで、涙をボロボロと。
見終わって、トイレに入って鏡に映る自分の泣顔を見て、
本当にブサイクで死にたいと思うくらい、泣いてきました。

長澤まさみは妻夫木を「にーにー」と呼ぶシーンなど、
とてもかわいらしく、
長澤も妻夫木もまるでうちなんちゅであるかのように
方言豊かに演じていて、とても感心したし、
オール沖縄ロケで、海や空はもちろん、
山がちな那覇の住宅街の養子や
離島の古い家並みなど、映画のどのシーンをとっても、
沖縄の空気を感じることが出きました。

でもですね…
すごく偉そうなことを言いますが、
ストーリーの展開に深みがないのかな。
たとえば、2人を捨てた父親に妻夫木が再会するシーンで、
「母親(小泉今日子!)が死んだ後、どれだけ苦労しのか知ってるのか~」的な
事を言うのですが、
その苦労はそれほど描かれていなかったり、
台風の中、妹を助けに駆けつける妻夫木は倒れてしまうのですが、
妹と一年半の間、別れて暮らしている間の妻夫木の苦労ぶりだけでは、
その後の容態の急変ぶりがあまり結びつかなかったりと、
ストーリーの展開があまりにも平べったく、思えました。

脚本の問題か編集の問題かよく判りませんが、
製作はTBS中心で進められたようで、
やはり「お金のかかった2時間ドラマ」という批評は、
ハズレではない気もします。

ただ、沖縄に興味や関心のある方は是非、今のうちに!

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