さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

自分のHIVの話もたまには「ちゃんとします」12

2007年08月18日 02時48分51秒 | HIV
てなわけで、今週の月曜日は、HIV診察の日。
あまり体重が落ちていないことを気にしながら
病院に向かいます。

診察内容は、いつものように、
検査結果の報告と、喉の奥を観察したり簡単な聴診です。
あとは、本当に、世間話。
数値も安定しているし、患者さんの中では、問題のない部類に入るのでしょう。
自分は、今の病院にすでに3年半お世話になっていて、
まあ、なじみの床屋で交わすような話で盛り上がります。

自分は前回の診察から一日2回の投薬から、
エプジコムとビラミューンの一日一回の投薬に変更。

すると、あら不思議!
なんと、この一ヶ月間、飲み忘れゼロ!
これはですね、快挙です。

今日は映画「RENT」をDVDで久しぶりに見たんですけれど、
当時の患者も時間どおりに薬が飲めるように、21世紀の今なら
携帯電話のアラーム機能とかちゃんと使って
きっちり同じ時間に飲むように普通努力しています。

でも、自分はだらしない人間で、
仕事でもプライベートでも、すぐ忘れてしまう人間なんで、
そのくせ、ちゃんとメモしたりしない悪い性質なんですね。

投薬が始まった頃は、
すぐに飲み忘れてしまう自分がなさけなくて、
医者に「ちゃんと飲めてます」と嘘ついたり、
飲めてないことが耐性がついていないか不安になって、
病院の診察をすっぽかしたことも。
それでも、20万近いウイルス数が実際に3桁台まで減り、
実際によい結果が出て、ほっと一安心したことも。

そんな自分でも、一日一回なら、
大体の時間を決めれば、忘れず飲めるということですね。

よい時代です。
よい時代すぎて、大変だった時代を忘れてしまいそうなくらい。
本当に偏見や差別がまだあるんだろうか?
自分にとっては医療も充分充実しているのに、他に
何かを強調して世の中に訴えることってあるんだろうか?

自分はそういう啓発活動の先頭に立った経験がないからわからないけれど
よい時代すぎて大切なことを忘れないための
啓発活動だったりするのかもしれませんね。