さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

エイズ予防はなぜ大切なのか。

2006年11月20日 01時40分22秒 | HIV
てなわけで、最近、東京メトロのポスター掲示板には、
東京都の作成したエイズ予防月間の
キャンペーンのポスターをよく見かけます。
東京メトロのロゴも入っているので、たぶん、
後援(?)とか協力という形をとっているのでしょう。

「エイズは他人事ではありません」
とはわかっていても、なかなか自分のこととして考えられないのが、
世の中の常だと思います。
ポスターの中の若者みたいなコミュニティに対して、
自分たちの事だって考えろって言ってもそりゃ、無理って。
性行為が盛んな人たちだけを指して、
「私たちの問題です」というのも、何か責任を押し付けられている
感じがしてなりません。
そして、行政がエイズ予防に力を入れるのは、
絶対に別の意味があるはずです。

なんでエイズは予防しなくてはならないのでしょうか。
身近にHIVポジの人がいたら、自分も感染して死んじゃう確率が高まるから?
そんな理由は、論外です。

自分がみなさんに予防して欲しいと思う理由は、
実感として感染するよりしないほうが生きる上で楽だからかな。
ほら、感染したら、したで、それが生きる目的にもなり得るくらい
自分の中ではHIVを抱えることが大きな力となっているわけですが、
その枷を嵌めることは、いろいろ精神的にも体力的にも大変で、
まあ、本当にならないに越したことはないと思います。

まあ、そんなわけで、
ゲイのみなさんくらいは、こんなイベントのキャンペーンを通して、
せめて、身近に考えて、その理由を見つけてくれるとうれしいと思います。

Community Action for AIDS 06

同性愛者のコミュニティ団体が勢ぞろいして、
一つのキャンペーンテーマを掲げてさまざまなイベントを行います。
東京を中心に活動している団体の集まりだから、
偏りがありますが、関東でお時間のある方は、ぜひぜひ。

明日は診察の日。
早く寝なくては。