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【社会新報】「この夏、米国知識人われわれにも迫った」

2013年09月11日 | 社会新報・月刊社会民主
 社会新報(2013年9月11日)『窓2013』より転載。

 「歴史問題での安倍首相や閣僚の言動は、地域の関係を混乱させている」。
先週に続いてまたも韓国出身の国連事務総長発言かと思えば、
政府は目くじら立てるだろうが、それは早とちりだった。
たまたま手に取った5月9日付朝刊の記事だが、
これは米国議会調査局報告書の一節だ。
同じ発言でも中国や韓国が言うと日本政府は腹を立てるが、
それが米国からの発言と聞くと、政府も明らかにおとなしい。
それならば、この夏に聞いた米国知識人2人の辛口発言にしばし耳を傾けよう。

 1人は映画監督のオリバー・ストーン氏。
今年は「もうひとつのアメリカ史」がNHKで放映されて日本人にも感銘を与えた。
彼の8・6広島スピーチ。
「今年、戦争がアジアに戻ってきた。
問題は日本のナショナリズムの精神が、
安倍やその一派の第2次大戦に対する考え方、
特に中国での南京大虐殺や韓国の『慰安婦』(など発言)に発する馬鹿げた言説と共に復活しつつあることだ。
…皆さんには反対の声を上げてほしい」

 もう1人は今月『小平』上下2巻を出したエズラ・ヴォーゲル米ハーバード大名誉教授。
2日、日本記者クラブで会見した。
「靖国はなぜA級戦犯を入れているのか。
広島の平和記念館は非常に公平だが、靖国神社の遊就館はかなり右翼的だ。
そこに政治家が行くのもどうか。
これには中国だけでなく欧米人も首をかしげてる。
右翼を支持するためでなく、先祖を敬うために参拝すると言う。
それは分かるが遊就館はそうではない」などと話した。

 耳のいたいことを言ってくれる友人こそ大事な友人だ。
国籍は問わない。
(長)
 
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