flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

今治街道 拝志

2007-05-18 00:00:53 | 街道・宿場町
(小松・桜井街道 今治市拝志)
 東村から拝志に差し掛かる。
古代は伊予国府に隣接する越智郡拝志郷の中心地であり、郷総鎮守は美保神社。江戸初期には松山藩加藤嘉明の所領地であった。
拝志を中心に、東を東村、北を喜田村、上を上神宮村(上徳)と呼ぶ。
拝志町はケンド(篩い:フルイ=穀類をふるいにかける道具)を造る職人が多かったという。そして今治の町と漆器産地桜井の間にあり、度重なる頓田川の氾濫に遭遇しながらも、往時の隆盛の面影を残す。
寛永十二年(1635)から元禄七年(1694)までは、今治藩拝志町奉行の管轄の地であったが、南方代官所の所轄となり、明治維新を迎えた。
    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする