flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

墨俣城

2007-05-30 00:00:11 | 城郭・城下町
(大垣市墨俣町)
 「一夜城」で名の知れた墨俣城だが、歴史については謎に満ちている。
城自体の存在は確かであるが、その場所については、木曽三川の氾濫によって痕跡を絶たれ、推定の域となっている。
また、築城の経緯も稲葉山城斎藤氏を攻めるための拠点として織田信長臣木下藤吉郎、蜂須賀小六らによってこの地に築かれたことが通説となっているが、より稲葉山に近く同じ一夜城説のある葉栗伏屋城と唱える説もある。
主に「前田家文書永禄墨俣記」によって長良川、犀川に沿ったこの地であるとされ、平成3年に建てられた模擬天守内にある歴史資料館には、その文書に添った歴史紹介をしている。
 何れにせよ、木曽三川の交わっていたこの辺りが、美濃、尾張、伊勢に関わる重要な位置にあったことは間違いない。
  
(関連記事:美濃路墨俣宿
コメント (2)
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