和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

勝利島1/小説「新・人間革命」

2015年07月21日 07時54分23秒 | 新・人間革命


【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 7月21日(火)より転載】

【勝利島1】


 不屈の精神は、不屈の行動を伴う。
 寄せ返す波浪が、いつしか巌を穿つように、粘り強い、実践の繰り返しが、偉大なる歴史を生み出す。
 ロシアの文豪トルストイは記す。
 「行動はすべて信仰から出る」(注)と。
 自らの使命を自覚し、勇んで活動する人の胸には、歓喜の炎が赤々と誇らかに燃え盛り、その日々には、充実と躍動がある。
 山本伸一は、行動し続けた。走り続けた。戦い続けた。
 一九七八年(昭和五十三年)の九月二十日夜、第四次訪中から帰国した彼は、翌二十一日には、訪中について、マスコミ各社のインタビューの応じるとともに、依頼を受けていた新聞社などの原稿執筆に余念がなかった。
 二十二日には、執筆作業を一時中断し、東京・池袋の寺院に赴任してきた住職と懇談した。学会員を守り抜くため、宗門の僧らに、どこまでも誠実に対応していった。
 そして、二十三日には、東京・立川文化会館での本部幹部会に出席して指導。翌日には静岡へ赴き、法主の日達に訪中の模様を報告し、さらに、富士宮の代表らと懇談した。
 彼は、一日に四回、五回と、会合等に出席し、激励を重ねることも珍しくなかった。
 九月二十五日を見ても、東京・信濃町で、聖教新聞社を訪れた人をはじめ、出会った何人もの同志と語り合った。夕刻からは新宿区代表幹部会(新宿文化会館)、世田谷区代表幹部会(創価文化会館内の広宣会館)、渋谷区代表幹部会(同文化会館内の地涌会館)、新宿区女子部の代表との勤行会(学会第二別館)に出席し、全力で励まし続けた。
 広宣流布は着々と進み、今や、創価の太陽は世界を照らし始めた。それゆえに、障魔の暗雲は沸き起こり、学会への攻撃が繰り返されていた。伸一は“わが同志を断じて守らねばならぬ”と、深く心に決めていた。
 人間の一生には限りがある。なればこそ彼は、わが使命を果たすために、一分一秒たりとも時間を無駄にしたくなかったのである。

                            
■ 小説『新・人間革命』の引用文献
注  「わが信仰はいずれにありや」(『トルストイ全集15』所収)中村巌訳、河出書房新社                        


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泳ぎ/今日の俳句 ≪第.1840号≫

2015年07月21日 07時30分43秒 | 今日の俳句




浮草に河童恐るゝ泳ぎ哉         正岡 子規


尻あげて泳ぎ吉野の川に育つ       橋本多佳子


暗闇の目玉濡らさず泳ぐなり       鈴木六林男


存分に泳ぎたる子の足裏あうらかな    平根 和子


島の子の立泳ぎして祈りをり       野中 亮介






※ 泳ぎ・水泳・水練・遊泳・遠泳                             
 泳ぐこと。水泳。日本では武術の一種として発達し、古泳法と呼ばれたが、明治になって西洋式の泳法が伝わり、今ではほとんど後継者がいない。海水浴の他に学校や娯楽施設のプールで泳ぐことも盛ん。
                           

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】
                                          


                 


     ※☆*わが友に贈る*☆※



  仏法は最高峰の

  人生勝利の哲学なり。

  自らが学んだ確信を

  友人に堂々と語ろう!

  行学の二道を朗らかに!


        2015年7月21日






             
     ※☆*寸 鉄*☆※


最高の生命力を輝かせて人生の幸福を満喫せよー恩師。題目第一の賢者に

        ◇

「随喜する声を聞いて随喜し」御書。喜び弾む一言は百万言の理論に勝る

        ◇

師弟の誓い漲る沖縄総会「広宣流布のモデル地帯」から世界平和の新潮流を

        ◇

天王山の夏。全国の受験生、頑張れ!努力の先に栄光が。自分に負けるな

        ◇

手足口病が流行、警報レベルと。子供は要注意。小まめな手洗い・嗽こそ


【聖教新聞:2015年(平成27年)7月21日(火)付】





     ※☆*北斗七星*☆※


今年の夏は、東京でも50年ぶりに“海水浴”が楽しめる。昨年までは、海面に顔をつけないことを条件に、都内のNPOが葛西海浜公園で社会実験を行っていた。今夏はこの縛りが解けて、週末やお盆の時期限定だが、この場所では顔つけができる



滝廉太郎作曲の「花」の舞台・隅田川。公害が社会問題化していたころは、川面にごみが浮き、臭気を放っていた。都議会公明党が、し尿処理船の摘発をしたのはその頃。以来、時間を掛けつつ、河川は浄化されていった



時を重ねて今、春は両岸の桜を愛でる人々でにぎわい、大学対抗ボートレースが恒例行事に。ひんぱんに観光船が行き交い、川辺ではのんびりと釣り糸を垂れる人も。そう、夏の風物詩になっている隅田川花火大会は今週末にある。これらは全て、以前に比べ、水がきれいになった恩恵である



昨年7月施行の水循環基本法は、「水が国民共有の貴重な財産」であることを基本理念に掲げる。人が生きていく上で欠かせない水。将来世代に安心できる水環境を引き継ぐことは政治の責務、与党も野党も関係ない



未来を展望し、いま成すべきことをぶれずに、着実に実行する。その場しのぎのパフォーマンスが幅を利かす昨今。地道な積み重ねを経て、初めてもたらされる果実があることを忘れてはならない。(広)


【公明新聞:2015年(平成27年)7月21日(火)付】
                     


                                         
                

7月20日(月)のつぶやき

2015年07月21日 01時44分41秒 | 今日の俳句

ブログを更新しました。 『海の日/今日の俳句 ≪第.1839号≫』
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ブログを更新しました。 『革心68/小説「新・人間革命」』
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