和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

小説「新・人間革命」

2015年07月28日 16時36分32秒 | 新・人間革命


【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 7月28日(火)より転載】

【勝利島7】

 この十月七日、離島本部の総会に先立ち、第一回「沖縄支部長会」が、学会本部の師弟会館で開催されることになっていた。
 沖縄の同志は、会長・山本伸一の訪問を強く願ってきた。伸一は、一九七四年(昭和四十九年)二月の沖縄指導では、石垣島、宮古島へも激励に訪れた。以来、四年以上、伸一の沖縄訪問はなかった。
 沖縄の首脳幹部は、県長の高見福安を中心に話し合った。幹部の一人が言った。
 「山本先生は、会長就任以来、昭和四十九年までに、七回、沖縄に来てくださった。当初は、毎年、お出でくださったし、平均してみても、二年に一回の割合で訪問してくださっている。この四年間で新しい会員も誕生しているだけに、ぜひ、近々、先生に八度目の訪問をお願いすべきではないでしょうか」
 高見は、腕を組み、頷くと、つぶやくように言った。
 「もちろん、お出でいただきたい。ぜひとも、お出でいただきたい……」
 そして、押し黙った。長い沈黙が続いた。 やがて彼は、静かな口調で語り始めた。
 「私は、考えた。“先生にお出でいただきたいと言って、ただ、お待ちしているという姿勢でいいのだろうか”と。
 “違う!”と思った。先生が、七度も来島されたということは、どこよりも、沖縄を大切にしてくださったからだ。しかし、私たちは、いつの間にか、それを、当然のことのように思い、先生に甘えてしまっていたのではないだろうか。
 世界には、先生が一度も訪問されていない国がたくさんある。どの国のメンバーも、先生にお出でいただきたい気持ちは、やまやまだろうが、それを口にする前に、先生を求め、仏法を求めて、自ら日本に来る。アフリカや中南米の同志は、何年間も、生活費を切り詰めに切り詰めて、お金を貯め、十日、二十日と休みをとってやって来る。
 その求道の心こそが、信心ではないだろうか! 弟子の道ではないだろうか!」
                         
                                    

跣足/今日の俳句 ≪第.1847号≫

2015年07月28日 06時35分27秒 | 今日の俳句
殉教の森音すべて跣足の音        加倉井秋を

雨ふるふるさとははだしであるく     種田山頭火

をさなごの跣の指の十つぶかな      大石 暁座 

女の素足紅むらまでに砂丘ゆく      岸田 稚魚

女塗師素足の胡座(あぐら)組み直す    千田 一路


 

※ 夏は素足で地面に降りたり、海岸の砂を踏んだりして、冷たい自然の感触を楽しむ。また屋内で素足で畳を踏むのも心地よい。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※☆*わが友に贈る*☆※



  天王山の夏に挑む

  受験生、頑張れ!

  努力は必ず実を結ぶ。

  最後の勝利を目指し

  今日もベストを尽くせ!


        2015年7月28日





     ※☆*寸 鉄*☆※


学会は深い哲学を基盤に人間の絆を再生してきたー教授。地域社会の柱と

        ◇

青年を中心に教学運動が活発!「行学は信心よりおこる」。求道の勇者に

        ◇

言葉よ、くすぶるな。炎と燃えるのだー詩人(ウクライナ)。広布は正義と勇気の言論闘争

        ◇

外国人に伝えたい日本語1位は「一期一会」と。出会いこそ万国共通の宝

        ◇

日本人の2割、肥満でなくても脂肪肝の危険高ー研究。賢明な生活習慣を





     ※☆*名字の言*☆※


きょう7月28日は「地名の日」、語呂合わせで「なにわの日」だそうだ。毎日が何かの記念日だが、創価学会にも各部、各地にたくさんの記念日がある



福岡市のある地区は、毎月19日に勤行会を行い、今月で500回目を数えた。淵源は1971年(昭和46年)2月19日、池田名誉会長が同地区内を訪れたこと。毎月の勤行会で、その意義を確認し、師弟の精神を学び合ってきた



地区の会場を、97歳の支部副婦人部長が提供している。今月の勤行会で、その思いをつづった文を娘さんが代読した。「今この時に、池田先生と奥様がお元気でいてくださることが、何より一番有り難くうれしく胸がいっぱいです」「千回を目指して命ある限り戦ってまいります」。四十数年で、地域の学会理解は確実に伸展。友人を招くセミナーに、地域世帯の約4分の1が参加するまでになったという



名誉会長は小説『新・人間革命』につづる。「これまでの歴史も、記念日も、すべて現在の力へと変えていってこそ、意味を持つ」と。この日この時に、人生勝利の誓いを立てることで、過去も未来も輝いていく



「一生空しく過ごして万歳悔ゆること勿れ」(御書970頁)の御金言を胸に、巡りくる広布と自身の記念日を「誓願」の機会としたい。     (敬)





【聖教新聞:2015年(平成27年)7月28日(火)付】





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     日蓮大聖人の仏法

【「(教学入門/創価学会教学部編)聖教新聞社刊」より抜粋】

    --御生涯の教えーー

[1] 日蓮大聖人の御生涯

(前号より)

(3)「立正安国論」の提出と法難

 大聖人が鎌倉での弘教を開始された当時、毎年のように、異常気象や大地震などの天変地異が相次ぎ、大飢饉・火災・疫病(伝染病)などが続発していました。
 特に、正嘉元年(1257年)8月に鎌倉地方を襲った大地震は、鎌倉中の主な建物をことごとく倒壊させる大被害をもたらしました。
 大聖人は、この地震を機に、人々の不幸の根本原因を明らかにし、それを根絶する道を世に示すため、「立正安国論」を著され、文応元年(1260年)7月16日、時の実質的な最高権力者であった北条時頼に提出されました。これが大聖人による最初の国主諫暁です(第1回の国主諫暁)。国主諫暁とは、国の権力者に対して、その誤りをただし、正義を明らかにして、諌めることです。
 「立正安国論」では、天変地異が続いている原因は、国中の人々が正法に背いて邪法を信じるという謗法(正法を謗ること)にあり、最大の元凶は法然が説き始めた念仏の教えにあると指摘されています。
 そして、人々が悪法への帰依を止めて正法を信受するなら、平和な楽土が現出するが、まだ起こっていない自界叛逆難(内乱)と他国侵逼難(他国からの侵略)の二つの災難も起こるであろうと警告し、速やかに正法に帰依するよう諌められました。

※  三災七難とは、?貴(飢饉による穀物の高騰)・兵革(戦乱のこと)・疫病(伝染病がはやること)の3種の災いと、星宿変怪難(星の運行や輝きが乱れること)・非時風雨難(季節外れの風雨の災害が起こること)などの7種の災難をいう。

(次号へ続く)

7月27日(月)のつぶやき

2015年07月28日 01時44分55秒 | 今日の俳句

ブログを更新しました。 『【哀れな集団】 お花畑で大行進!』
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