大切な人への”やむにやまれぬ思い”/名字の言
【聖教新聞・2013年 (平成25年)2月26日(火)より転載】
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
(7/24)
遠地の友人が入院したことを、別の友人が電子メールで教えてくれた。見舞いに行く前、病状の特徴や病院の場所をインターネットで調べた。カーナビのおかげで、道も迷わずに済んだ
▼
大切な人が病気になれば、少しでも早く、詳しく状況を知りたい。すぐに駆け付けたいと思う。近年、文明の利器は、そうしたはやる気持ちに応えてくれる
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日蓮大聖人は、遠方にいる病気の門下へのお手紙に、直接会って激励できないもどかしさを「歎かし歎かし」(御書1017頁)とつづられた。弟子への深き慈愛が胸に迫る
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別の門下が伏せっているとの伝聞に接した際は、一度は人を使わせて確認しようとされた。しかし、そうすることで弟子を煩わせてしまうのではと気遣い、“本当に病気であれば便りがあろう”と踏みとどまられた。
そのときの心情を、「疎遠なふりをしながらも心配していた」(同1490頁、通解)と。ようやく門下から手紙が届くと、喜ばれ、すぐに励ましの返事を送られている
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大切な人への“やむにやまれぬ思い”は、時代が違っても変わりがない。病と闘う友を真心込めて励ましたい。その際、見舞うタイミングがあることもわきまえたい。相手の身になり、友の心に安心と希望を届けよう。
(弘)
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【聖教新聞・2013年 (平成25年)2月26日(火)より転載】
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遠地の友人が入院したことを、別の友人が電子メールで教えてくれた。見舞いに行く前、病状の特徴や病院の場所をインターネットで調べた。カーナビのおかげで、道も迷わずに済んだ
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大切な人が病気になれば、少しでも早く、詳しく状況を知りたい。すぐに駆け付けたいと思う。近年、文明の利器は、そうしたはやる気持ちに応えてくれる
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日蓮大聖人は、遠方にいる病気の門下へのお手紙に、直接会って激励できないもどかしさを「歎かし歎かし」(御書1017頁)とつづられた。弟子への深き慈愛が胸に迫る
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別の門下が伏せっているとの伝聞に接した際は、一度は人を使わせて確認しようとされた。しかし、そうすることで弟子を煩わせてしまうのではと気遣い、“本当に病気であれば便りがあろう”と踏みとどまられた。
そのときの心情を、「疎遠なふりをしながらも心配していた」(同1490頁、通解)と。ようやく門下から手紙が届くと、喜ばれ、すぐに励ましの返事を送られている
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大切な人への“やむにやまれぬ思い”は、時代が違っても変わりがない。病と闘う友を真心込めて励ましたい。その際、見舞うタイミングがあることもわきまえたい。相手の身になり、友の心に安心と希望を届けよう。
(弘)
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