和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

人材城(四十三)小説「新 ・人間革命」

2012年05月30日 06時59分57秒 | 今日の俳句
    小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2012年 (平成24年)5月30日(水)より転載】

 

人材城43(5/30)
 昭和に入ると、時代は、軍国主義化の度を深め、「滅私奉公」が声高に叫ばれていった。そのなかで、個人主義にも、全体主義にも偏ることのない牧口常三郎の教育思想は、軍部政府の政策とは、相反する原理であった。

 また、日蓮仏法と出合った牧口は、その教えを価値論の画竜点睛とした。

 彼は、社会的価値である「善」には、人びとに金品を施すことなど、さまざまあるが、現世限りの相対的な「善」ではなく、「大善」に生きることを訴えた。

 牧口のいう「大善」とは、三世永遠にわたる生命の因果の法則に基づく生き方である。つまり、法華経の精髄たる日蓮仏法を奉持し、その教えを実践し、弘めゆくなかに「大善」があり、そこに自他ともの真実の幸福があるというのが、牧口の結論であった。 彼は述べている。

 「吾等各個の生活力は悉く大宇宙に具備している大生活力の示顕であり、従ってその生活力発動の機関として出現している宇宙の森羅万象――これによって生活する吾吾人類も――に具わる生活力の大本たる大法が即ち妙法として一切の生活法を摂する根源であり本体であらせられる」(注1=2面、以下同じ)

 そして、その妙法を根本とした生活法を、「大善生活法」と名づけた。この大善生活法を人びとに伝え、幸福の実験証明を行うことに、彼は、生涯を捧げたのである。

 いわば、広宣流布という菩薩の行に生き抜くなかに、自己の幸福が、そして、社会の平和と繁栄があると、牧口は訴えたのである。

 子どもの幸福を願う彼の一途な求道は、広宣流布という極善の峰へ到達したのだ。 牧口が、獄死の約一カ月前に家族に送った葉書には、こう記されている。

 「百年前、及ビ其後ノ学者共ガ、望ンデ、手ヲ着ケナイ『価値論』ヲ私ガ著ハシ、而カモ上ハ法華経ノ信仰ニ結ビツケ、下、数千人ニ実証シタノヲ見テ、自分ナガラ驚イテ居ル。コレ故、三障四魔ガ紛起スルノハ当然デ、経文通リデス」

※ 小説『新・人間革命』の引用文献
 注1 「価値創造」(『牧口常三郎全集10』所収)第三文明社=現代表記に改めた。
 注2 「書簡集」(『牧口常三郎全集10』所収)第三文明社

初鰹/今朝の俳句 No.936

2012年05月30日 05時57分33秒 | 今日の俳句
初鰹/今朝の俳句 No.936・2012年(平成24年)5月30日(水)

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5月30日(記念日)。
■ 消費者の日。
 日本政府が1978年に制定。経済企画庁(現在の内閣府)が主催。
 1968年5月30日、「消費者保護基本法」が公布・施行された。

■ ゴミゼロの日。
「ゴ(5)ミ(3)ゼロ(0)」の語呂合せ。
 豊橋山岳会会長・夏目久男さんの呼び掛けにより豊橋市で530(ゴミゼロ)運動が開始され、1975年に官民一体の530運動推進連絡会が設立。
 5月30日のゴミゼロの日と11月11日の市民の日を中心として全市一斉の清掃活動が行われるようになった。
 「530(ゴミゼロ)」というネーミングのユニークさから530ゼロ運動は全国に広がり、1993年には厚生省がこの日を初日とするごみ減量化推進週間を制定した。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


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    今朝の俳句

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 初鰹襲名いさぎよかりけり
      久保田万太郎


 江戸っ子の気負ひもなくて初鰹
      福島 勲


 たつぷりと泣き初鰹食ひにゆく
      宇多喜代子
      

■ 初鰹→初松魚。
※ 黒潮に乗って「尾を三度振ると三度来る」といわれる速度で大海原をかけめぐる鰹は身がしまり、初物好きの江戸っ子の大好物であった。
 『守貞漫稿』に次のように書かれており、その当時の初鰹をめぐる江戸の事情が目に見えるようである。
 「江戸の魚売りは、四月、初松魚売りを盛りなりとす。二三年以前は、初めて来る松魚一尾価金二三両に至る。小民も争ひてこれを食ふ」。
 当時は舟上でさばかれ、舟べりにむすびつけ海水に浸しながら運んだ。
 この塩味のついた鰹を砂糖と醤油のたれに漬け込み、からしを薬味にして食べた。
 回遊魚の鰹は三ー四月ごろに薩摩・土佐・紀州を通り、青葉のころに伊豆や湘南付近に上がってくる。
 東北・三陸を経て秋にたっぷりと脂肪がついて下ってきたのが、「下り鰹」。
 最近は巻網漁が多くなったが、鮮度を保ち身を傷つけない一本釣漁でとれた鰹が最高である。  

【「現代俳句歳時記・夏/角川春樹」より転載】 
   

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   わが友に贈る/寸鉄

【「聖教新聞」平成24年5月30日(水)より転載


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   わが友に贈る

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 高齢社会を

 はつらつと生きる

 多宝の友こそ

 生涯青春の模範!

 健康・長寿を祈る!


    ☆5月30日☆


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    【寸 鉄】

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池田先生は自らの行動で青年に使命を語るー中国識者。ここに育成の鉄則



佐賀が躍進月間。栄えの国に響く正義の師子吼。新たな勝利のドラマを!



会合は終了時間厳守を!同志も多忙だ。キリッと無駄なく。歓喜の集いに



ゴミゼロの日。皆の努力で循環型社会の構築へ!減量。リサイクルを推進



人民が政治を管理するのが民主制ー孫文。主役は我ら!青年よ監視怠るな