和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

人材城(二十九)小説「新 ・人間革命」

2012年05月14日 08時59分26秒 | 今日の俳句
    小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2012年 (平成24年)5月14日(月)より転載】
http://m.seikyoonline.jp/


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人材城29(5/14)

 五木村は、川辺川のダム建設計画によって、やがて、村の世帯の半数近くが、水中に没してしまうことになっていた。

 聖教新聞では、湖底に消えゆくこの村の学会員の活躍を紹介したのである。

 ――五木村には、一大ブロック五十三世帯の学会員がおり、座談会には、七、八十人が参加。メンバーは意気軒昂で、『築こう 妙法の五木城』を合言葉に、活動に奔走していることが報じられていた。

 その記事を読んだ山本伸一は、五木の同志の奮闘に胸を熱くしながら、励ましの言葉と手元にあった手拭いを、記念に贈ったのである。

 五木村に限らず、ダム建設や炭鉱の閉山などで、故郷や住み慣れた地を後にする人たちは少なくない。その地域を大切にし、深い愛着を感じていればいるほど、離れていかねばならない辛さ、苦しさは、想像を絶するものがあろう。伸一は、そうした同志の胸中を思うと、励まさずにはいられなかったのだ。

 日蓮大聖人は、「我等が居住して一乗を修行せんの処は何れの処にても候へ常寂光の都為るべし」(御書一三四三頁)と仰せである。

 私たちが居住し、信心に励む場所は、どこであっても、すべて常寂光の都となるのである。つまり、どこに行こうが、その場所が、最高の幸福を築く場所であり、広宣流布の使命の舞台となるのだ。

 伸一は、そのことを、愛する土地を離れていく同志に知ってほしかった。

 そして、今いる地を去る瞬間まで、“ここに、模範の広宣流布の理想郷をつくるのだ”との思いで、地域広布に取り組んでほしかった。その地から人は去っても、人びとの心田に下ろされた発心の種子は、必ず、いつか、どこかで、幸と広布の大きな実りをもたらすからだ。

 彼は、その旨を、簡潔に述べた伝言と、激励の手拭いを、柳節夫に託したのである。

 柳が手拭いを持って五木村を訪れたのは、新聞の掲載三日後の六月八日であった。


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愛鳥週間/今朝の俳句 No.920

2012年05月14日 05時30分13秒 | 今日の俳句
愛鳥週間/今朝の俳句 No.920・2012年(平成24年)5月14日(月)


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5月14日(記念日)。

■ 種痘記念日。
 1796年のこの日、イギリスの外科医ジェンナーが初めて種痘の接種に成功した。
 種痘の登場以前は、天然痘は最も恐ろしい病気の一つだった。
 発症すると、高熱に引き続いて、全身に化膿性の発疹ができるため、運良く治った人もあばた面になった。
 以前より、一度天然痘にかかった人は、二度とこの病気にならないことが知られていた。
 また、ジェンナーは、乳絞りの女性から牛痘にかかると天然痘には罹からないことを聞いた。
 そこで、牛痘にかかった乳絞りの女性サラ・ネルムズの手の水疱からとった膿を、近所に住んでいた8歳の男児フィップスの腕に接種した。
 10日後に発症したがすぐに治癒し、その後天然痘を接種しても感染しなかった。この実験は、学会には認められなかったが、ジェンナーは貧しい人たちに無料で種痘の接種を行い、次第に認められるようになった。
 天然痘による死亡者は劇的に減少し、1979(昭和54)年10月末に世界保健機構(WHO)によって根絶が確認された。

■ 温度計の日。
 水銀温度計を発明し、華氏温度目盛り(°F)に名前を残すドイツの物理学者ファーレンハイトの、1686年の誕生日。
 なお、この日附はユリウス暦によるものであるが、ファーレンハイトの生地ダンツィヒ(グダニスク)では既にグレゴリオ暦に改暦しており、それによれば5月24日となる。
 華氏温度は、塩化アンモニウムを寒剤として得られる当時人間が作り出せた最低温度を0度、人間の平均体温を96度とし、その間を等分して得られる。
 この温度目盛りによると、水が凍る温度は32度、沸騰する温度は212度となる。ファーレンハイトが1724年に発表し、現在では主にアメリカ・カナダ・イギリスで用いられている。
 中国では、ファーレンハイトに華倫海の字を当てたことから、「華氏」と呼ばれるようになった。

■ 5月10日~5月16日
愛鳥週間(バードウィーク)
【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】
http://ja.wikipedia.org/wiki/



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    今朝の俳句

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 愛鳥の週に最たる駝鳥立つ
      百合山羽公

 愛鳥日の孔雀に影を踏まれをり
      桂 樟蹊子

 小鳥週間(バードウイーク)をんな同士のよく喋り
      成瀬櫻桃子


■ バード・ウィーク・バードデー・愛鳥日・鳥の日
 明治以降の急速な近代化政策により山林の伐採が進み、鳥類の棲息環境が破壊された。
 戦争中はとくに著しく、種の激減による害虫被害が発生。
 このため昭和二十二年(一九四七)、アメリカのバードデーにならい四月十日を愛鳥日とし、山林の緑化に並行して鳥類保護が叫ばれる。
 そして昭和二十五年(一九五〇)には五月十日から一週間を愛鳥週間として強化された。
 鳥の観察や巣箱を設けての保護、禁猟期間の徹底など、愛鳥思想の涵養に成果をあげている。 
【「現代俳句歳時記・夏/角川春樹」より転載】


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   わが友に贈る/寸鉄

【「聖教新聞」平成24年5月14日(月)より転載
http://www.seikyoonline.jp/


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   わが友に贈る

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 地区こそ

 安心と成長の故郷。

 希望の未来を開く

 歓喜の大前進を!

 友好の大拡大を!


    ☆5月14日☆


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    【寸 鉄】

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新緑輝く5月の座談会。心通う語らいで次なる勝利の山へ!連帯(スクラム)固く出発



山形が「県女性の日」記念月間。婦女一体の行進で地域に友情の華は爛漫!



御聖訓「今日蓮等の類(たぐい)は不軽なり」。目前の一人に尽くし抜け。仏法の真髄



誰もが幸福へと向上していける祈りだー恩師。朗々たる朝の勤行から開始(スタート)



震災関連死、9割が高齢者と。共助の絆を広げよ。まず近所への声かけから


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