和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

人材城(三十九)小説「新 ・人間革命」

2012年05月25日 08時19分10秒 | 今日の俳句
    小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2012年 (平成24年)5月25日(金)より転載】
http://m.seikyoonline.jp/


 

人材城39(5/25)
 大正尋常小学校の教員、保護者は、権力者の不当な圧力で牧口常三郎が、同じ下谷区の西町尋常小学校に転勤させられるという話を耳にする。誰もが強い憤りを覚えた。

 牧口の転任の撤回を求めて、教員は辞表を提出し、保護者は子どもを学校にやらないと、〝同盟休校〟に踏み切った。

 だが、辞令を撤回することはできず、牧口は西町小の校長に異動となる。この西町小奉職中に、北海道から東京に出てきた、若き日の戸田城聖と出会うのである。牧口は、この赴任に際しても、「どの校長も一番に伺候する家」と言われていた、あの大物政治家のところへ、あいさつに行くことはなかった。

 大物政治家の怒りはますます燃え上がり、東京市の教育課長や区長を動かし、再び牧口の排斥に乗り出す。そして、赴任わずか三カ月で、東京市東部の本所区三笠町にある三笠尋常小学校への転任の話がもちあがるのだ。

 同校は、貧困家庭の子どもたちのために設けられた東京市の「特殊小学校」のうちの一校であった。授業料は徴収せず、学用品を提供し、児童のための、入浴、理髪の施設もあり、校医が疾病の治療にもあたるようになっていた。 三笠小への人事異動は、教師の間では「辞めさせることが狙いだ」と囁かれ、同校は〝首切り場所〟などと言われていたのだ。

 この転任に対して、西町小でも、教員らによる牧口の留任運動が起こった。牧口の尽力で同校の臨時代用教員になっていた戸田も、運動の先頭に立った。だが、留任はかなわず、牧口は三笠小へ転任となったのである。

 戸田は、既に牧口を、人生の師と定めていた。その牧口と行動を共にしようと、後を追うようにして三笠小に移る。そして、同校の訓導となり、師弟共に、最も貧しい子どもたちの教育に、全精魂を傾けるのである。

 師匠が最大の窮地に立った時に、弟子が何をするのか――それこそが、本当の弟子か、口先だけの、あわよくば師を利用しようとする弟子かを見極める、試金石といえよう。



o☆:*:.♪o☆:*:.♪o☆:*:.♪

仏とは戦い続ける人【御書とともに】(79)

2012年05月25日 06時22分52秒 | 今日の俳句
  【御書とともに】(79)


☆:*:.♪o☆:*:.♪☆


【「聖教新聞」平成24年5月25日(金)より転載
http://www.seikyoonline.jp/index.html


☆:*:.♪o☆:*:.:*:.♪o☆

  名誉会長が指針を贈る  

☆:*:.♪o☆:*:.:*:.♪o☆


 仏とは戦い続ける人



☆:*:.♪o☆:*:.☆:*♪☆:☆


夫れ浄土と云うも地獄と云うも外(ほか)には候はず・ただ我等がむね(胸)の間にあり、
これをさと(悟)るを仏といふ・これにまよ(迷)ふを凡夫と云う、これをさと(悟)るは法華経なり、
も(若)ししからば法華経をたも(持)ちたてまつるものは地獄即寂光とさとり候ぞ
(上野殿後家尼御返事、1504頁)


☆:*:.♪o☆:*:.☆:*♪☆:☆


【通解】
 さて、浄土といっても地獄といってもほかにあるのではない。
 ただ我らの胸中にあるのである。
 これを悟るのを仏といい、これに迷うのを凡夫という。これを悟ることができるのが法華経である。
 したがって、法華経を受持する者は地獄即寂光と悟ることができるのである。

☆:*:.♪o☆:*:.☆:*♪


【同志への指針】
 「仏」とは、自分を離れた特別な存在ではない。自他共の生命が尊極であることを信じて、この現実社会のなかで「戦い続ける人」のことである。
 「仏」と「凡夫」との違いは、自身の胸中に宇宙大の可能性があることを、確信できるかどうかである。その一点に目覚めれば、どんな厳しい環境でも屈しない。
 今いる場所を寂光土と輝かせていけるのだ。


☆:*:.♪o☆:*:.☆:*♪☆:☆

◎【ツイッター】
http://twtr.jp/home

◎メルマガ「古今東西の俳句で一日元気で!」購読
http://merumo.ne.jp/00600950.html

通し鴨/今朝の俳句 No.931

2012年05月25日 05時17分38秒 | 今日の俳句
通し鴨/今朝の俳句 No.931・2012年(平成24年)5月25日(金)


◆◆━━━━━━━━━


5月25日(記念日)。
■ 主婦休みの日
生活情報紙『リビング新聞』が2009年に制定。
日頃家事を主に担当している主婦がリフレッシュをする日。読者のアンケートにより1月25日・5月25日・9月25日を「主婦休みの日」とした。

■ 食堂車の日。
 1899年5月25日、山陽鉄道・京都~三田尻(現在の防府)で日本初の食堂車が走った。
 一等・二等の乗客専用で、メニューは洋食のみだった。

■ 広辞苑記念日。
 1955年5月25日、岩波書店の国語辞典『広辞苑』の初版が発行された。
【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】
http://ja.wikipedia.org/wiki/


   ☆☆※☆☆※

    今朝の俳句

   ☆☆※☆☆※



 通し鴨湖の深さの底知れず(広島・帝釈峡)
      鷹羽 狩行

 満ち潮の杭のくろさよ通し鴨
      斉藤優二郎

 水暗きところにをりぬ通し鴨
      星野麥丘人


■ 通し鴨→夏鴨・夏の鴨・鴨涼し・軽鴨・軽鳧
※ 鴨は秋渡来して、翌年の春北方へ帰って行くが、渡り残ったものを夏に見出した場合が、「夏の鴨(または、鴨涼し)」で、とくに池や沼に巣を営んで、子を育てているものを「通し鴨」という。
 それとは別に、四季を通じて日本にいる軽鴨のことを夏鴨という。
【「現代俳句歳時記・夏/角川春樹」より転載】 
   

☆:*:.♪o☆:*:.☆:*♪☆:☆


   わが友に贈る/寸鉄

【「聖教新聞」平成24年5月25日(金)より転載
http://www.seikyoonline.jp/


   ☆☆※☆☆※

   わが友に贈る

   ☆☆※☆☆※


 女性が光り輝けば

 一家も地域も輝く。

 気高き母たちよ

 聡明な乙女たちよ

 さあ今日も元気で!


    ☆5月25日☆


   ☆☆※☆☆※☆

    【寸 鉄】

   ☆☆※☆☆※☆



池田先生の行動で仏法の人間主義は現代にー中国院長。振る舞いの中に広布



きょうから幹部会の中継が開始(スタート)。さあ創価の完勝へ!師と心合わせて出発



待っていたら勝てる好機を逃すー作家(ツヴァイク)。戦は先手必勝だ。対話へ勢いよく



妙法は「閻浮提の人の病の良薬」。病魔と闘う友よ強盛な祈りで!負けるな



上司に言われて嫌な言葉「意味わかる?」が1位。上から目線で人は育たぬ



☆:*:.♪o☆:*:.☆:*♪☆:☆


◎【ツイッター】
http://twtr.jp/home

◎メルマガ「古今東西の俳句で一日元気で!」購読
http://merumo.ne.jp/00600950.html