和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

人材城(四十一)小説「新 ・人間革命」

2012年05月28日 09時56分47秒 | 今日の俳句
    小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2012年 (平成24年)5月28日(月)より転載】
http://m.seikyoonline.jp/


 

人材城41(5/28)

 腹をすかせ、弁当も持たずに登校してくる子どものために、牧口常三郎は豆餅などを用意し、自由に食べられるようにした。当初、その費用は、すべて牧口が出していた。

 やがて、給食の協力をしてくれる篤志家も現れた。「読売新聞」の一九二一年(大正十年)十二月八日付(注1)に、こんな見出しが躍っている。


 「小学校で貧しい児童に   無料で昼食給与

     本所の三笠小学校の試み

      夜学児童にも給与の計画

          =パンと汁を二椀」


 記事には、「本所三笠小学校では最近同校生徒中の気の毒な境遇にあるもの約百名ばかりを選んで昼食を給与することに決定し、経費と設備の都合上当分三十五匁(約一三〇㌘=編集部注)の〓麭一個と豆腐や野菜を材料にした汁二杯とを無料で給与し」とある。

 さらに、工場から自宅に帰らないで、直接、学校に来る夜学の生徒にも、食事の給与を検討中であることが報じられている。

 校長である牧口の談話もある。「顔の色が蒼白でいかにも繊弱らしく見える」生徒は、「いずれも絶食の結果で、しかもたまたま昼食を食べても碌な物を食わぬから全く栄養不良に陥っているのさえある」と述べている。

 また、牧口は、工場から自宅に帰れずに学校へ来る夜学生への、食事の給与も考えていると語ったうえで、「満腹する程与えてないのに『お前は学校で食べて来たろう』と言って宅で食を与えぬようなことが起りはせぬかとそれを心配してる」とも語っている。

 彼は、どこまでも子どもの置かれた現実に立って物事を考え、悩み、そして不屈の闘魂をたぎらせて改善を進めていった。

 哲人エマソンは、貧しい一女性の言葉に強く感銘し、その言葉を書き残している。

 ――「困難が増せば増すほど獅子のような勇猛心をふるいおこす――これが私の主義です」

 それは、まさに牧口の信念でもあった。

水鶏(くいな)/今朝の俳句 No.934

2012年05月28日 06時08分34秒 | 今日の俳句
水鶏(くいな)/今朝の俳句 No.934・2012年(平成24年)5月28日(月)


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5月28日(記念日)。
■ 国際アムネスティ記念日。
 1961年5月28日、政治的権力による人権侵害を守るための国際民間機関アムネスティ・インターナショナルが発足した。

■ 業平忌
 平安時代初期の歌人・在原業平の880(元慶4)年の忌日。平城天皇の子の阿保親王の第5子で、在原姓を賜って臣籍に下った。
 六歌仙・三十六歌仙の一人で、容姿端麗で情熱的な和歌の名手だったため『伊勢物語』の主人公とされている。枕を共にした女性は若い娘から上は99歳まで、その数は3733人と伝えられ、才女の小野小町も名を連ねている。
【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】
http://ja.wikipedia.org/wiki/


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    今朝の俳句

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 聞くうちにすゑまぼろしの水鶏かな
      青薙

 一つ家(や)を叩く水鶏の薄暮より
      松本たかし

 父の背をもはらに叩き水鶏かな
      八木林之助




■ 水鶏(くひな)→緋水鶏・姫水鶏・水鶏たたく・水鶏笛
※ 水鶏にはいくつかの種類があるが、キョッキョッキョキョ、または、コツコツコツと高声に鳴くのは緋水鶏である。繁殖期の五月から八月にかけて全国各地の水辺に巣をつくる。とくに、六月ごろの交尾期になると、雄はカタカタカタと、あたかも戸をたたくような声で鳴くことから、それを「水鶏たたく」と呼ばれている。水鶏笛は、水鶏を誘い出すための笛。

【「現代俳句歳時記・夏/角川春樹」より転載】 
   

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   わが友に贈る/寸鉄

【「聖教新聞」平成24年5月28日(月)より転載
http://www.seikyoonline.jp/


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   わが友に贈る

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 朝が大事だ!

 朗々たる勤行・唱題で

 一日を出発しよう!

 前向きな生命の息吹が

 勝利の扉を開く!

    ☆5月28日☆


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    【寸 鉄】

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自律する哲学を持つ学会こそ民主主義の実現力ー識者(デンマーク)。日本変革の主人公



「宮城県婦人部の日」。偉大な母の奮闘に世界が喝采。福光の太陽は燦然



祈り語る声は強力な電波の如く相手の命に響くー恩師。青年よ、この確信だ



「世界で最も偉大な人は常に一人立つ」偉人(ガンジー)。先駆の拡大!これ名将の条件



健康にはジョギングよりウォーキングー医学者。友のために歩く活動こそ