和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

人材城(三十一)小説「新 ・人間革命」

2012年05月16日 06時26分57秒 | 今日の俳句
    小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2012年 (平成24年)5月16日(水)より転載】
http://m.seikyoonline.jp/


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人材城31(5/16)

 五木村の同志が、弘教に励んだのは、村の人びとに幸せになってほしかったからだ。

 人間は、何を信じるのかによって、生き方、考え方が決まっていく。宗教とは、その生き方の根本となる教えである。

 ゆえに、その教えの高低浅深を考察、検証し、対話していくことは、人間が幸福を勝ち取るうえで、不可欠な問題といえよう。それが、学会の折伏・弘教なのである。

 しかし、自他共の幸せを願っての弘教が、学会員の排斥という結果を招いた。この試練に堂々と挑んだ同志は、語り合った。

 「御書に仰せの通りに魔が競って来た! いよいよ、わしらの信心も本物になった」

 そして、着実に弘教を重ねていったのだ。

 そのなかで起こった、一九六三年(昭和三十八年)八月の集中豪雨であった。 自衛隊もヘリコプターなどを使い、救援活動を開始したが、当然、それだけでは人手が足りない。学会の派遣隊は、川に掛けられたロープを使って、濁流を越え、孤立した集落に救援物資を運んだ。派遣隊が背負った物資の荷物には、同志のための「聖教新聞」もくくりつけられていた。

 派遣隊は、皆の安否を確認して歩いた。学会員にも、家屋の流失や全壊、半壊の被害が出たが、死者や負傷者はいなかった。同志は、安全な場所に集まり、「わしらには山本先生がついちょる。必ず変毒為薬していこう」と、再起を誓い合った。

 五木村では、集中豪雨での同志の奮闘が、大きく学会理解の輪を広げる結果となった。

 「学会の派遣隊の救援活動のおかげで食事ができ、本当に助かった」「学会の人が、自身も被災しながら、派遣隊と一緒に救援活動する姿に、勇気を得た」と語る人もいた。さらに、被災者である学会員が、元気に皆を励まして歩いていることから、「信仰をもつ人の強さを知った」という人も多かった。

 非常事態は、人間のさまざまな虚飾を取り除く。その時、信仰によって培われた人間性の地肌が、輝きを放つのである。


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老鶯/今朝の俳句 No.922

2012年05月16日 05時35分14秒 | 今日の俳句
老鶯/今朝の俳句 No.922・2012年(平成24年)5月16日(水)



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5月16日(記念日)。

■ 旅の日。
 日本旅のペンクラブ(旅ペン)が1988年に制定。
 元禄2年3月27日(新暦1689年5月16日)、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅へ旅立った。
 せわしない現代生活の中で「旅の心」を大切にし、旅のあり方を考え直す日。

■ 透谷忌。
詩人・北村透谷の1894年の忌日。
  北村透谷(きたむらとうこく、1868年12月29日(明治元年11月16日)-1894年(明治27年)5月16日)は、日本の評論家・詩人。明治期に近代的な文芸評論をおこない、島崎藤村らに大きな影響を与えた。
【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】
http://ja.wikipedia.org/wiki/



   ☆☆※☆☆※

    今朝の俳句

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 山門の日に老鶯のこだまかな
      原 石鼎

 夏うぐひす総身風にまかせゐて
      桂 信子

 夏鶯の悲願の遠音あるばかり
      飯田 龍太


■ 老鶯(おおうぐいす・おいうぐひす)→老鶯(ろうおう)・夏鶯・乱鶯・残鶯・狂鶯・鶯音を入る。鶯老いを啼く。
※ 夏になって鳴いている鶯をいい、夏鶯ともいう。
 鶯は、平地から山地まで、広い範囲にわたって棲息しているが、その囀りの期間は長く、早春から晩春にかけては、平地の人家近くにまで姿を見せ、美しい鳴き声をきかせてくれる。夏が近づいて繁殖期に入ると、巣作りのために、平地から山中へ入ってしまうことが多い。このころの鶯を老鶯というのであるが、別に老いたわけではない。
 ただ、古人は、鶯を春の季のものとし、夏に至ってまだ鳴くその声を、老いたるものと主観的に捉えた。
 晩夏になり、繁殖期を過ぎた鶯は鳴かなくなる。そのことを鶯音を入るという。
【「現代俳句歳時記・夏/角川春樹」より転載】


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   わが友に贈る/寸鉄

【「聖教新聞」平成24年5月16日(水)より転載
http://www.seikyoonline.jp/


   ☆☆※☆☆※

   わが友に贈る

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 楽しく話せる。

 安心して聞ける。

 和やかな語らいには

 発展のリズムがある。

 座談の花を咲かせよう!


    ☆5月16日☆


   ☆☆※☆☆※☆

    【寸 鉄】

   ☆☆※☆☆※☆


本部「創価文化センター」が定礎式。平和と友好の大城着々と!我らも前進



物種と申すもの一なれども植えぬれば多くとなりー御書。地道な語らいを



信心は、義務ではない。幸福になる為の権利だ!動いた分だけ境涯は拡大



言葉の力は人々を善へと変革できるー詩人(デンマーク)。友を思う一言も深き祈りから



4人に1人が睡眠障害に悩みー調査。生活リズム整えよ。健康は勝利の基(もとい)


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