和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

人材城(三十)小説「新 ・人間革命」

2012年05月15日 09時25分28秒 | 今日の俳句
    小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2012年 (平成24年)5月15日(火)より転載】
http://m.seikyoonline.jp/


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人材城30(5/15)

 柳節夫から、山本伸一の伝言を聞き、手拭いを受け取った五木の同志は、語り合った。

 「山本先生が、私たちの記事を読んでくださり、心を砕いてくださった」

 「五木は、山また山の地域で、学会員も、決して多いわけではない。しかし、先生は、いつも、じっと見守ってくださっている。水没する最後の日まで頑張らにゃいかん」

 彼らが、伸一の五木への思いを、最初に痛感したのは、一九六三年(昭和三十八年)八月、熊本県中南部を襲った集中豪雨の時であった。五木村でも、死者・行方不明者十一人、流失・全壊家屋百四十四戸、半壊家屋四十五戸という甚大な被害に見舞われたのである。

 その時、学会では、直ちに、八代支部の支部幹部を中心に派遣隊を結成し、被災地入りした。そして、五木村の学会員の班長宅に災害対策本部を設け、救援活動にあたった。

 伸一は、この派遣隊メンバーに伝言した。

 「五木の同志のことを心配しています。私も、題目を送り続けます。派遣隊は、私に代わって、しっかり、みんなを激励してください。よろしく頼みます」

 川は随所で氾濫し、家が流され、山津波にのみ込まれた家も続出した。道が土砂で埋もれ、孤立してしまった集落もある。

 五木の同志は、派遣隊への伸一の伝言を聞くと、“山本先生は、ここまで心配してくれていたのか”と、涙が止まらなかった。そして、被災者である彼らの多くが、派遣隊と共に、救援活動に奔走したのだ。

 “私たちの行動で、学会の心を伝えよう”と、メンバーは決意していたのである。

 五木村は旧習が深く、土俗信仰が盛んな地域であった。一九五五年(昭和三十年)ごろから、村に学会員が誕生し、弘教活動が始まった。すると、学会への無認識と偏見から、反発が起こった。ある集落では、周囲の反対のうえに、会員間の怨嫉問題もあり、十数世帯ほどいた学会員が、一時は、三世帯にまでなってしまったという歴史があった。

 困難とは、発展のための階段である。



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青葉木菟/今朝の俳句 No.921・2012年(平成24年)5月15日(火)

2012年05月15日 05時48分02秒 | 今日の俳句
青葉木菟/今朝の俳句 No.921・2012年(平成24年)5月15日(火)



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5月15日(記念日)。

■ 沖縄復帰記念日。
 1971(昭和46)年6月17日に宇宙中継によって東京とワシントンで結ばれた「沖縄返還協定」。
 1972(昭和47)年5月15日午前0時をもって発効し、沖縄の施政権がアメリカから日本に返還され、沖縄県が誕生した。
 日本政府側は「本土並み」の復帰を目指したが、実際には30以上の米軍基地や弾薬庫、演習場等が残され、その面積は全県の12%にも上った。

■ 5.15事件記念日。
 1932(昭和7)年のこの日、5.15事件が起った。
 海軍の青年将校・古賀清志中尉らと陸軍士官学校の生徒らが首相官邸等を襲撃し、犬養毅首相が射殺された。
 国家改造、軍部政権樹立のため、東京を混乱に陥れようとしての決起だった。
 翌日、内閣は総辞職し、海軍大将斎藤実を首班とする挙国一致内閣が発足して、政党内閣制に終止符が打たれた。
 前日に来日して犬飼首相と面会する予定だったチャップリンも標的になっていたが、直前に急遽予定を延期して大相撲観戦に行った為に難を逃れた。
【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】
http://ja.wikipedia.org/wiki/



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    今朝の俳句

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 夫(つま)恋へば吾に死ぬよと青葉木菟
      橋本多佳子

 人の世の海山澄めと青葉木菟
      多田 裕計

 青葉木菟碇泊燈は隠岐通ひ
      木村 蕪城


■フクロウ科の夏鳥。背部は黒く、尾羽には灰褐色の帯斑がある。
 山麓または平地の森林に多くいるが、村落、都会の神社などの木立にも生息する。
 昼は梢で眠っているが、夜になるとホーッ、ホーッと一種特異な寂しい暗い声で鳴く。
 青葉の眩しい五月ごろ渡来、秋に南方に帰る。
【「合本・俳句歳時記/第三版」(角川書店)より転載】

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   わが友に贈る/寸鉄

【「聖教新聞」平成24年5月15日(火)より転載
http://www.seikyoonline.jp/


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   わが友に贈る

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 会合に集い来た友を

 仏のごとく迎えよ!

 リーダーの感謝の心が

 歓喜と前進の源だ。

 仲良き創価家族、万歳!


    ☆5月15日☆


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    【寸 鉄】

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学会員は「人生の主役」として未来を開拓ー博士。感動広げる人間革命の劇



沖縄の「本土復帰」40周年。平和の島から。“命こそ宝”の生命哲学を時代精神に



きょう福島県婦人部の日。皆様こそ福光の太陽。母の祈りに功徳は無量無辺



国連の「国際家族デー」。幸福の基盤は家庭にあり「一家和楽の信心」で前進



人材育成の鍵は「共に」実践すること。自身の成長が後輩への最良の手本


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