和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

人材城(三十二)小説「新 ・人間革命」

2012年05月17日 06時32分08秒 | 今日の俳句
    小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2012年 (平成24年)5月17日(木)より転載】
http://m.seikyoonline.jp/


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人材城32(5/17)

 五木村を流れる川辺川は、一九六三年(昭和三十八年)から六五年(同四十年)まで、連続して大出水を重ねたことから、治水のため、それまでに出ていたダム建設の計画が具体化していったのである。

 五木村の村議会は反対を決議したが、補償問題などについて、国や県との話し合いが行われ、計画は実施の方向で進んでいった。しかし、故郷の集落が、幾つも湖底に沈むとあって、住民の気持ちは複雑であった。

 そのなかで五木の中核メンバーは、〝今いる同志に、信心の大確信をもってもらいたい。五木の地で信心の土台を培ったと、胸を張って言える人になってほしい〟と、懸命に、激励、指導に回ってきた。

 その活躍の様子を紹介した聖教新聞の記事が、山本伸一の目にとまったのだ。そして、五木の同志は、伸一の激励を受けたのである。

 幾人ものメンバーから、伸一に、御礼と決意の手紙が届いた。そのなかの一人は、村の様子について、こう綴っていた。

 「五木は、山が多く耕作地が乏しいため、林業とお茶、椎茸作りぐらいで、これといった産業もない貧しい村です。たくさんの人が都市に移り、過疎化も進んでいます。

 気候は厳しく、冬には腰まで雪が積もることもあります。五木と言えば、平家の落人伝説や『五木の子守唄』が有名ですが、どちらも運命の悲惨さを感じさせます。

 しかし、五木は、私たちの故郷です。緑豊かな五木が、私は大好きです。

 必ず、五木の宿命を転換し、ここに、幸福の花園を築いていこうと、同志は、明るく、はつらつと頑張っています」

 愛郷の心から、広宣流布の情熱は燃え上がる。郷土を愛するがゆえに、わが同志は、地域の立正安国のために立つのである。

 手紙を読んだ伸一は、妻の峯子に言った。

 「いつか、五木に行きたいね。『五木の子守唄』も、いい歌じゃないか。哀調は帯びているが、ただ弱々しく、めそめそしているだけの歌じゃないんだよ」



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竹落葉/今朝の俳句 No.923

2012年05月17日 05時54分53秒 | 今日の俳句
竹落葉/今朝の俳句 No.923・2012年(平成24年)5月17日(木)


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5月17日(記念日)。

■ 天使の囁きの日。
 北海道幌加内町の「天使の囁きを聴く会」が1994年に制定。
 天使の囁きとは、空気中の水蒸気が凍ってできるダイヤモンドダストのことである。
 1978(昭和53)年5月17日、幌加内町母子里の北大演習林で氷点下41.2℃という最低気温が記録された。
 しかし、気象庁の公式記録の対象から外れていたため、1902(明治35)年1月25日に旭川市で記録された氷点下41.0℃が公式の日本最低気温となっている。
 これをプラスイメージに変えようと、町内の若者グループが中心となり、この日ダイヤモンドダストの観察等厳冬の一夜を体験する「天使の囁きを聴く集い」を1987(昭和62)年から開催している。

■ 千切り大根(切干大根)の日。
 広島県福山市の乾燥食品メーカー・こだま食品が2010年に制定。
 千切り大根の生産が2月に最盛期を迎えることと、「千」の字を「二」と「1」に見立て、「切」の字の「七」を合わせて2月17日とした。

■ 中部国際空港開港記念日。
 2005年5月17日、愛知県常滑市沖に中部国際空港(愛称 セントレア)が開港した。
【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】
http://ja.wikipedia.org/wiki/


   ☆☆※☆☆※

    今朝の俳句

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 話またとぎれてしまひ竹落葉
      稲田 眸子

 竹落葉時のひとひらづつ散れり
      細見 綾子

 竹落葉掌に白湯さめてゐたりけり
      鷲谷七菜子


■ 竹落葉→竹の葉散る・笹散る。
※ 竹はイネ科であり、竹と笹に分けられる。筍が伸びるにつれて竹の皮が落ちるものを竹、落ちないものが笹である、
 竹林の美しさは四季を通じて見飽きることがない。初夏に新葉が生じはじめると、常緑樹と同じく古葉が落ちる。
 竹林は薄暗く、おびただしい数の竹落葉が厚く地面に散り敷く。
 陰暦五月にはよく根づくということで竹を植える。古い葉を落としたあとの、秋のみずみずしい竹林の様子を竹の春という。
 六十年に一度竹の花が咲くと竹林は枯れてしまう。竹は日本はじめモンスーン地帯、インド、中国、南アメリカに広く分布する。
【「現代俳句歳時記・夏/角川春樹」より転載】


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   わが友に贈る/寸鉄

【「聖教新聞」平成24年5月17日(木)より転載
http://www.seikyoonline.jp/


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   わが友に贈る

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 題目に勝る力はない!

 日々 真剣に

 題目行に徹し抜け!

 「祈りとして

 叶わざるなし」だ。


    ☆5月17日☆


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    【寸 鉄】

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会長(SGI)の平和思想を青年に伝えたいー大学(ペルー)創立者。次代を開く叡智を仰望!



師弟の大分が「県の日(ー5・20ー)」記念月間。正義の拡大に先駆!地域に信頼の虹を



相手の話を聞くーこれが対話の急所。先入観排し、じっくり。友の心を知れ



賢明な者ほど行動する事を学ぶー思想家(エマソン)。幹部(リーダー)は最前線へ!知恵はそこに



「個人情報」の流出事件が増加。携帯・書類等の置き忘れも注意。警戒怠るな


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