工房八重の部屋

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千年間ロングセラーの作者紫式部と清少納言の講義は面白い!

2011年02月18日 | Weblog
アスニー山科の16日の講座は、「紫式部と清少納言」の世界、~平安女流文学の世界~

でした。 講師は、同志社文学部講師の乾澄子さんでした。

紫式部と清少納言は、千年前の平安女流文学の作家として、有名で、今でも教科書にも

使われたり、読まれている、ロングセラーの作者達です。

清少納言が、藤原道降の娘の中宮、定子に仕え、一条天皇の中宮定子の後宮を舞台に

枕草子を書いたことは、誰でも知っていることですが、清少納言自身は、中流階級の出身

なのですが、高度の洗練された貴族世界や、定子を賛美し、

自分出身と同じ身分の低いものや、鈍感、弱い、惨めな物を嫌悪した、

そういう人間性を指摘!

紫式部は、藤原道降亡き後、野心抱いた弟の道長が、一条天皇に娘、顕子を中宮とし、

「源氏物語」で作家としての文才が認められていた、紫式部を、顕子に仕えさせた。

紫式部は、中流貴族の出身だが、華やかな宮仕えながら、憂愁と疎外感を抱き、

道長の栄華の記録や、中宮顕子の賛美しながらも、辛口の人物批評を 「紫式部日記」

で、記している。

「源氏物語」は、貴族世界における、ただ色恋物語ではなく、実は怖い物語!

おどろおどろとした人間関係のもつれが、底辺にある! などと、興味深い講座でした!

紫式部と清少納言の平安女流文学は、文章が、今の文体ではないので、読みにくいので、

縁の無い世界の文学と、思っていましたが、講師の乾澄子さんが、説明すると

生き生きと、面白くなり、楽しい講義でした。


講師は、同志社文学部講師の乾澄子さんでした。
講師の乾澄子さんが、説明すると、生き生きと、面白くなり、楽しい講義でした。




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