工房八重の部屋

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松尾大社の庭は、重森三玲最後の作庭の庭

2009年08月27日 | Weblog
昭和を代表する作庭家の重森三玲の絶作の松尾神社の庭が、「京都花の名庭」

の本に記載された写真見て、そのユニークな造形の庭を見に行きました。

重森三玲の東福寺の方丈の庭は有名です。先日、龍吟庵の庭も見に行き、

その独自の作庭は、個性あり、日本庭園の中で、現代的なモダンな造形の庭です。

重森三玲は松尾大社の曲水の庭など、3つの庭を作庭。絶作になりました。  

蓬莱の庭は三玲が池の形を指示し、長男の完途が遺志を継いで完成しました。

松尾大社

京都最古の神社で、5~6世紀に豪族泰氏が社殿を設け平安時代は王城鎮護の

神として、崇拝され、また酒神としても尊ばれています。

松尾大社に行くには、阪急嵐山線の松尾で下車、次の駅が嵐山ですが、

嵐山の喧騒に比べ、観光客は少なく、山と桂川に囲まれた静寂な神社でした。


鳥居


松尾大社楼門


拝殿と本殿


拝殿


宝物殿と曲水の庭 御手洗川の清水が七曲りして、流れている。さつきの花が満開
の季節は彩られて、造形の美が堪能出来ると思いました。


曲水の池は奈良、平安時代に作られた、曲水式庭園を範とした構成になっている


上古の庭  ミヤコザサに石が囲まれ、松尾大社の山が借景になっている。


霊亀の滝 滝の近くに亀の井という、霊泉があり、酒造元はこの水を酒の元水
として造り水に混合し、延命長寿、よみがえりの水としても、有名とのことです。


蓬莱の庭  三玲が池の形を指示し、長男の完途が完成した庭
松尾大社の庭に使えわれた石は、徳島の吉野川の青石


蓬莱の庭は、昔、中国の人が不老不死の島と考えたのが、蓬莱の島です。
それにちなんで作庭され、滝の音がして、開放的な中に仙境を表現してます。 

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