工房八重の部屋

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「金閣寺客殿障壁画」 襖絵の61面の作品が見られる「岩澤重夫展」

2010年09月15日 | Weblog
京都高島屋で20日まで、金閣寺客殿障壁画完成記念の 「岩澤重夫展」 が、

開催されています。 

金閣寺客殿1階の3部屋に、描かれたふすま絵などの障壁画61面が、襖絵などを

はめ込まれた、建具に展示されていて、5年の月日を費やし、完成後、急逝されたので、

遺作となりました。

岩澤さんは文化功労者で、日本芸術院賞を受賞した92年の「渓韻」など、雄大な自然の

風景を緻密な筆で再現し、その吸い込まれるような風景の絵を見たあとに、会場の最後に

現れる、ふすま絵の絵は、具象と抽象で、部屋ごとに描きわけられ、その作風が今まで

と違い、驚かされました。

岩澤画伯の、雄大な自然の、雪の景色や、滝の絵は、まるで現実の自然の前にいるような

気持になり、素晴らしい絵でした。



岩澤重雄展のポスター


金閣寺客殿障壁画は、5年の歳月を費やして完成! 完成後の昨年急逝されました。



岩澤画伯の風景画は、雄大な自然を、丹念な筆を重ねた画風で表現し、
まるで絵に吸い込まれるような、魅力があります。