何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

「差」の周波数成分が出てこない

2017-08-23 09:28:50 | 電子工作


2017/08/22(火曜日) 晴れ


320MHzを110MHzに変換するコンバータが具合悪くなってしまった。
先日までは322.2MHzのエアーバンドを110MHzを受信する超再生受信機で
よく聞こえていたのに、もっとよく聞こえるようにしようとあれこれいじくりまわして
いるうちに調子がわるくなり全然聞こえなくなってしまった。
オイらの工作ではよくあることだけどね・・・・・

具合が悪くなってしまったダウンコンバータ。



コンバータはもう一つある。
これは短波放送を100MHz付近に変換するもので結構調子よく動作している。

そこで今日はこのコンバータのLOC周波数を変えて320MHzを100MHz付近に
落とし、SDRドングルルで受信してみる実験をしてみた。


今日は市内にある航空自衛隊基地の飛行機も飛んで(今までお盆休みのせいか、飛ばなかった)
コントロールタワーと自衛隊機の交信を聞くことができた。


コントロールタワーと自衛隊機の交信はPCレシーバでモニタする。
コンバータ出力はSDRドングルで受信しHDSDRで表示する。



LOCのコイル巻き数を2回にして200MHz帯を発振させた。



これで322.2MHzを100MHz付近にダウンさせられるはずだ。
変換された100MHzをドングルで受けてHDSDRで確認してみた。
コントロールタワーと自衛隊機の交信は結構頻繁に行われた。
PCレシーバはそれを受信してバンドスコープにシグナルを表示する。
(黄色のフラグ。 音声は絞ってある。)
それと同時に変換された100MHzシグナルがHDSDRのスペクトラム窓に表われるわけだが
全然表示されない。

その様子を動画でご覧ください。




コンバータでは322.2MHzとLOCの220MHzを混合してその差の102.2MHzと
和の542.2MHzの信号を作り出しているはずだ。

542.2MHzのシグナルはどうなんだろうか?
このテストでは「和」の成分の542.2MHzのスペクトラムが表示された。

そのテストの様子を動画でご覧ください。





今まで、320MHzを110MHzにダウンしてもどうしても信号が聞こえなかった原因が
何なんだかわからなかったが、どうも周波数混合の「差」の周波数が出てきてないらしい。
どうしてこうなるのかはわからないが、少しは様子が分かったようだ。












コメント (4)
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