5月 27日

2024-05-27 05:50:55 | Weblog
                          夏椿・沙羅の花・さらの花




             ツバキ科の落葉高木。十メートルほどの丈になる。白い花びらに黄色の蕊をもつ。咲いてもその日の
             うちに落ちてしまう一日花。花の形が椿に似ていることから「夏椿」ともいう。
             沙羅双樹とは、夏椿のことではありません。 沙羅双樹は、寒さに弱く、日本で育てることは
             できないのです。 では、平家物語の一節に読まれている沙羅双樹とは何の木のことなのでしょう。
             実は、沙羅双樹の代用として、日本では「夏椿」が植えられていました





                     

                         沙羅双樹




          あはあはと沙羅の花びら空にあり         沢木欣一


          本堂に遠き潮騒沙羅の花             武藤光晴


          夏椿縁切り状の墨薄れ              日野圭子


          雨しとど沙羅の蕾の落ちるまま          小栁津民子


          沙羅散るや鑑真廟の苔の上            角田勝代


          朱印押す僧の手白し沙羅の花           前田史江





                     




          沙羅の花捨身の落花惜しみなし          石田波郷


          和紙よりも縮れ微妙に沙羅の花          山下美典


          惜みなく咲くは落るは夏椿            飯島晴子


          沙羅の花雲霧は末の散りやすし          鷲谷七菜子


          飛石のほどよき湿り沙羅の花           西畑幸子


          沙羅双樹慈眼に細花莟もつ            能村登四郎





                     




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