3月 16日

2021-03-16 05:56:15 | Weblog
                       連翹・いたちぐさ


          成熟した果実を蒸して乾燥させて、解熱剤、消炎剤、利尿剤、排膿剤として利用される。
          奈良時代に書かれた「和名抄(わみょうしょう)によると「イタチグサ」の名前で
          生薬として売られていた。(と言うことです。ネットから知識を拝借いたしました)



     連翹や焼杭を打つ宇治の院            沢木欣一


     連翹が色めきわたり明日を待つ          細見綾子


     連翹や一日富士の裾かすむ            栗田やすし


     連翹を戸口に峡の一戸かな            夏目隆夫


     咲きみちて連翹の枝地を這へり          佐藤きぬ


     連翹や富士を遠くに一里塚            小田二三枝


     図書館の窓連翹の花明かり            谷口千賀子


     連翹を四囲に咲かせて検問所           中山ユキ


     咲き満ちて連翹風に逆らはず           伊藤旅遊


     連翹の道分け入つて水車小屋           角田勝代


     連翹や昼食匂ふ保育園              武藤光晴



          



     童画展連翹の黄がここに撥ね           福永耕二


     連翹の一枝づゝの花ざかり            星野立子


     雨の中連翹の黄の流れだす            長谷川 櫂


     連翹や蛭ケ小島は石ばかり            林 徹


     古佛見て連翹の晝憂かりけり           藤田湘子 


     連翹のどこか投げ槍なる黄色           櫂 未知子


     連翹の奥や碁を打つ石の音            夏目漱石



          

         三密を忘れなく 密閉、密集、密接を避けましょう
        そして手洗い、うがい、マスクの着用で自分と大切な人を守りましょう

        一都三県は非常事態宣言が3月21日まで延長されました
コメント
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