馬とモンゴル

乗馬によるモンゴル大自然の四季と牧民生活の折々を日記風に

昨夜も歩く

2018-10-03 15:46:31 | 首都散策・秋季

いつもと変わらず

昨夜もいつ通りにいつもの場所を何もなかったように歩く
変化のない何もない一日こそ一番幸せな一日なのかもしれない

そんな事に気付かない一日が大事な一日なのかもしれない

  

線路内を歩いていると線路を照らし続けるライトに
キラリと光るものが線路内に点在する

ガラスの破片である

これはまだモンゴルが民主主義国家になり
国民すべてが自由で好きなように各人が自立しなさいと

宣告された後に自立できなかった人たちの
憤りの無い不満や不安の形見なのである

度数の高い35度のウオッカを一気飲みし
不満や不安を解消した形見なのである

今では人に踏まれ丸みを帯び穏やかなガラスになっているが
当時は破片として取り除こうものなら鋭利な刃物のように

人を傷つけてしまうほど危険なガラス破片だった

汚れた空気

  

先週から荒れ狂った嵐は何もなかったように
日常の中に溶け込んでいる

あの気を私に叫ばしたもの物の怪は
美なれども何処迄曲がるへその緒よ乞いに秋風はに吠えと散り

愛してる

嵐のあとの道も線路内も埃まみれ
風吹かねどうがいは黒煙の塊だらけ

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