ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

出自正しい?鶉

2004-12-23 22:58:21 | Weblog
     ◎ 本日のキャスト

   ケイコ・・・スペイン語クラスメイト
   レイコ・・・  私

「今回の旅行は、お食事では問題なかったみたいね」
「ええ。でも、トレドでの食事で、鶉(うずら)のお肉が出て、従姉は
鶏肉がダメなんですよ。ええ、これもダメだわって。それに、ここから
が笑っちゃうんですけど、夕方、鉄砲を担いだむくつけき男性が2人、
山の方に行ったところを見ちゃって。ねえ、もしかしたら、この鶉はあ
の男の人たちが撃ち殺した鶉?って」
「出自がハッキリしていていいじゃない。ああ、でもTVで見る限りな
んだけど、トレドって、平坦な街じゃないの?」
「そうなんですけど、たまたまそのホテルは、小高い森のような所に
あったんですよ。その森に消えちゃった男性2人で、出てきた鳥が鶉
って言うものですから」

マドリ(ッド)で泊まったホテルの隣りが、バスターミナルになってて、
彼女達3人は、自分達で調べてバスに乗ってセゴビアまで自由行動。
代理店を通さなければ、なんとその10分の1近い金額で済んだのですって。
やっぱり自分でやるって、それだけのことはあるということよね。

テロによる、駅舎と電車の爆破から、前回ラクに入れた、王宮等は、厳
しい検問と、増幅された警備員に守られてたそう。

けれど、絵画の写真が沢山あったので
「美術館て、撮影禁止じゃないの?」
「ええ、フラッシュは禁止なんですが、写真撮っても問題はないのですよ」
エル・グレコの宗教画も、彼女のデジカメの中に収まってたわ。

セニョリータの恋物語で終始した忘年会も終わり、アディオス!
帰りの電車の中で、ケイコサンが
「仕事の帰り、気持ち悪いものに会っちゃったのですよ。急いで通ったので、
詳しい事はわからないんですが、交通事故があったらしく、女の人が警察
官と話してて、もう1人、男の人が、顔半分から血を流して立ってるんで
すよ」
「ワ~、まさにケイコサンの世界じゃない!タイヤの跡はなかったの?」
「急いでたし、野次馬がいっぱいで。それにいえ、ダメなんですよ。TVな
んかでも、実際に手術シーンなんか写す事があるじゃありませんか?ああい
うのはダメなんです」
「ええ?フィクションだったらいいの?」
「はい、お話の世界だったら好きなんですけどねえ」
かなり、ラジカルなお話好きのケイコサンなので、実際のそういうお話も
お好きかと思ってたら、現実は生々しすぎるのね。事実って、
「これだ!文句あるか?」
で、想像する隙間も何もないのですものね。なんとなくわかるような気は
しないでもないわね。 私は、ちょっと苦手よ、フィクションもノンフィ
クションも。オドロオドロしいのはね。

今、彼女から回ってきている本は、ハードカバーのジョン・グリシャムの
長編作品。暮れは、じっくり読書ってなわけには、いかな私でもできない
ので、チョコチョコ、合間、合間で読み進めるしかないわね。
久しぶりの大掃除。♪掃除は済んだか、大掃除はま~だか~・・・♪♪の
第9はどこにもかかってないけど、あれは「大掃除の歌」って、勝手に
思ってるから。アメリカンポップスなんぞをエンドレスでBGMにして、
もう、捨てる捨てる、小気味いいほど捨てまくったわ。
さっさと2005年のカレンダーを吊ったりしてね。

  ☆ 本日の歴史上の人物・・・エル・グレコ(ギリシャ人と言う意味)
               (クレタ島生まれのスペイン人)宗教画家