きみどりの窓

通りすがりに窓から覗いてみてください。

小田急5200形 (3)

2010-05-11 | 工作室
5200形は毎日少しずつ手を加えています。

パンタグラフが2両にしか搭載されていないことは前にご報告しました。
実車は3両ですから、1両(1基)追加すれば良いだけですが、パンタ廻りの配管(配線)の表現をどうするか、で頭を痛めていました。
Bトレの余剰パーツを使う案もありましたが、思い切って「配管」することにしました。

実車の6両は、Tc1-M1-M2-M3-M4-Tc2 という構成で、このうちM2、M3、M4の3両にパンタが搭載されています。
形態的にM2とM4は同一車で、M3は屋上の配管が少し異なっています。
そこで・・・・

元々パンタが搭載されていた2両をM2とM4にし、新規に搭載する車両をM3として仕立てることにしました。M3には動力ユニットも取り付けます。

ここで問題になったのは、実車の屋根上資料が皆無だということです。
幸い、isaoさんから貴重な資料を見せていただきまして、意を決したわけです。

まずはM3(5400番)です。
0.3mmの洋白線と0.4mmの真ちゅう線で現物合わせで「らしく」配管してみました。
配管留めは「J」字形に曲げた0.2mmの真ちゅう線です。
ピンバイスで屋根に開けた穴に差し込んで留め具にしました。
ヒューズボックスはキットに付いていたものをそのまま使用しています。

写真1. 5400番(M3)の屋根上


写真2. 妻面です



続いてM2(5300番)、M4(5500番)です。
M3で頑張ってしまったので、キットのモールドのままではバランスを欠きます。
当然、こちらも「配管」しなければなりませんので、キットのモールドを削り落とします。

写真3. モールドを削り落としたM2、M4の屋根上


配管済みのように見えますが、前オーナーが屋根の塗装を済ませていたので、モールド跡が黒く浮かび上がっただけです。

さて、これから配管作業ですが、先行のM3の配管に2日間を要しましたので、2両分となると4日?
まあ、ぼちぼちと作業を進めていきます。