小部屋日記

映画、音楽、本…好きなものに愛をこめて・・
コメント、TB大歓迎です!

ファウンテン 永遠につづく愛

2008-06-08 | ハ行の映画

The Fountain(2007/アメリカ)【DVD】
監督・脚本: ダーレン・アロノフスキー
出演:ヒュー・ジャックマン/レイチェル・ワイズ/エレン・バースティン/イーサン・サプリー

何度生まれ変わっても
僕は、君を失う運命なのか。


凄い映画観ちゃったな~。^^;
純愛ものでも、思いっきり神秘的なお話。
映像はアートで嫌いじゃないけど、東洋的な精神世界は引いてしまう人いるでしょう。。

story
病に冒された最愛の妻イジー(レイチェル・ワイズ)の命を救うため、新薬開発の研究に没頭する医師トミー(ヒュー・ジャックマン)。一方、イジーは残された時間を夫とともに心穏やかに過ごしたいと願う。そんな中、イジーは自分が書いている中世スペインの物語「ファウンテン」をトミーに読んでほしいと手渡す。



死期が迫っている妻を救うため、新薬開発に没頭する医師の夫。
運命を受け入れる準備をしている妻。
妻は最後の贈り物として「ファウンテン」(永遠の泉)という壮大な物語を、夫に完成させるよう託す。
その登場人物は二人の前世を思わせる騎士と女王の物語。
不死が約束できる木を探すため、夫は物語の旅に出る。


現実と異世界の物語がリンクするのはおもしろいけど、表現の仕方はちょっとなぁ・・
中世と現代は良しとしても、宇宙空間はついていけない。。。
監督のこだわりがもろに出てる作品で、辛かった。


夫役ヒュー・ジャックマンの迫真の演技に引き込まれました。
泣いてる姿も切ないし、騎士役はかっこいい。坊主頭はパス・・・
レイチェル・ワイズとの入浴シーンは美男美女で絵になります。
レイチェルは現実の姿も女王も美しい。ヒューにここまで愛されるレイチェルがうらやましく感じました。笑
独創的でビジュアルは美しくてエッチングの絵のようでした。

死を受け入れることは、生きることでもある。
妻が教えてくれました。

★★★(5段階☆は0.5)

「ファウンテン 永遠につづく愛」公式サイト

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幻影師アイゼンハイム

2008-06-07 | カ行の映画

The Illusionist(2006/アメリカ=チェコ)【劇場公開】
監督・脚本: ニール・バーカー
出演:エドワード・ノートン/ポール・ジアマッティ/ジェシカ・ビール/ルーファス・シーウェル/エドワード・マーサン/ジェイク・ウッド

すべてを欺いても手に入れたいもの、
それは君。


楽しみにしていた作品。
ピューリッツァー賞受賞作家のスティーブン・ミルハウザー原作。
19世紀末のウィーンに現れた幻影師をめぐるミステリーラブロマンス。全米ロングラン大ヒット話題作。

story
魅惑的なイリュージョンで、大衆の心をつかむ幻影師アイゼンハイム(エドワード・ノートン)。ある日、彼の評判を聞きつけた皇太子レオポルド(ルーファス・シーウェル)が、婚約者のソフィ(ジェシカ・ビール)を連れて彼のショーを観覧。しかし、アイゼンハイムとソフィの間には、幼い日に身分の違いが原因で引き裂かれた過去があった。(シネマトゥディ)



この映画も詳しくは書けないです・・。
オープニングからゴシック風な雰囲気がただよってきて、音楽もゾクゾクする。
アイゼンハイムの子供時代のエピソードがなかなかおもしろく、ミステリアスな人物像がうかびあがってくる。
職人の息子アイゼンハイムが令嬢に恋し、階級差から引き離されるが、数年後再会。
アイゼンハイムは人気幻影師となり、令嬢は皇太子の婚約者になっていた。
彼女を取り戻すため、彼の仕組んだイリュージョンの世界がはじまるのです。


地味ですけど、きれいな仕上がり。
アイゼンハイムの前で自分が観客になった気分になりました。
わりと早く先が読めるつくりじゃないかな。
ラスト、すごい早さで謎解きがはじまるので、目をこらしてみなくてはいけない。笑
同じ奇術師が題材の『プレステージ』のほうが意外性はあったように思う。
個人的には「アフタースクール」のほうが斬新で好きかも。

エドワード・ノートンの抑えた演技はさすがです!
ラブストーリーもののノートン先生ははじめて見るかも。
はじめミスキャストと思えたジェシカ・ビールが意外に令嬢役にあってました。
おっとりしてみえるせいかしら。
子供時代を演じた子役が二人にまたそっくりなんだよな。笑。よく探してきました。
ルーファス・シーウェル、またまた恋敵でおつかれさま^^;
19世紀ウィーンのロマンチックな雰囲気がよく出ていたと思います。

チョウチョのペンダントがほしいなー。ぼそっ

★★★☆(5段階☆は0.5)

「幻影師アイゼンハイム」公式サイト

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映画は字幕派?吹き替え派?

2008-06-05 | 映画全般
いつもお世話になってます★試写会中毒★のmichiさんの記事がおもしろかったので私も参加。
gooじゃなくてアメブロさんの企画ですが・・・^^ゞ

お題:映画は字幕で見る?吹き替えで見る?

比率だと、吹き替え1;字幕9。
最近は100%字幕かな。
外国俳優の生声が聞けるということ、文字のほうが頭に入りやすい時もある。
まあ字幕は細かいニュアンスが伝わりにくいというのもあるけれど・・

登場人物の多さ、非現実的なファンタジー系は吹き替えのほうが観やすいと言われますね。
吹き替えで観て良かった映画は、最近は「ボラット」が気にいりました。
主人公のボラット役(サシャ・バロン・コーエン)を山ちゃんこと山寺宏一さんが担当してるんだけど、見事にはまり役でおかしかったですねー。
コメディの場合、ジョークが伝わりにくい字幕よりも吹き替えの方がおもしろいかもしれない。ただし声優さんの技術によるところが大きいね。


逆に吹き替えでがっくりきて、字幕に切り替えたのが、「スーパーナチュラル」。
ディーン役のジェンセン・アクレスの生声を聞いた後、吹き替えの次長課長の井上聡さんを聞いたら声質がまったくちがう!(サム役は成宮寛貴)
ジェンセン・アクレスは男っぽい声なので、しっくりこない。(-_-;)
案の定評判が悪いらしく、シーズン3からはディーン役を東地宏樹、サム役を内田夕夜が担当することになったそう。。やっぱりな。
ちなみに東地さんは「プリズン・ブレイク」のマイケル役(ウェントワース・ミラー)もそう。「ブロークバック・マウンテン」のジェイク・ギレンホールもこの方。

吹き替えに声優ではない人を使う場合だと「アリーmyラブ」の若村麻由美さんとか成功した例もあるから、ある程度演技力も必要でしょうね。


疲れてるときは吹き替えでみてしまうこともありますが、基本は字幕派。
みなさんはどうですか?教えてくださ~い!


ゼロ時間の謎

2008-06-04 | サ行の映画

L'HEURE ZERO/TOWARDS ZERO(2007/フランス)【DVD】
監督: パスカル・トマ
出演:メルヴィル・プポー/キアラ・マストロヤンニ/ローラ・スメット/フランソワ・モレル/ダニエル・ダリュー/アレサンドラ・マルチネス

ふたりの妻は多すぎる

ミステリーの女王、アガサ・クリスティのベスト10の1本、「そして誰もいなくなった」「アクロイド殺し」「オリエント急行の殺人」と並ぶ傑作ミステリー「ゼロ時間へ」の映画化。
海辺の避暑地の別荘で起こる完璧な殺人事件。犯人はいったい誰?

story
テニスプレイヤーのギヨーム(メルヴィル・プポー)は、再婚した若く美しい妻(ローラ・スメット)とともにバカンスで叔母カミーラ(ダニエル・ダリュー)の別荘を訪れる。そこには彼の前妻(キアラ・マストロヤンニ)もやって来ることになっていた。この3人の微妙な関係に、カミーラも常々頭を悩ませていたのだが……。


アガサ・クリスティのミステリーは「オリエント急行の殺人」が一番印象に残ってます。高校時代に読んでまさかの展開にびっくりしたものでした。
今回のタイトル“ゼロ時間”とは殺人が行われる瞬間のこと。
殺人は結果であって、そこに至るまでの過程で話は進んでいくという。


原作の舞台イギリスをフランスに移し、探偵はバタイユ警部。
別荘で金持ちの老婦人が殺される。
容疑者にあげられるのは老婦人の甥のイケメンテニスプレーヤー、その妻、前妻、その他数人みな怪しげ・・・。
最初、事件とは関係ない話なので、アレッと思う。
金目的の犯行と思われたが、それは綿密に練られた用意周到な計画だった。


原作のレビューはかなりいいですが、映画は普通でしょうか。
クリスティミステリーならではのレトロでセレブな雰囲気、謎解きは楽しめます。
TVでみてたイギリス製作の「名探偵ポアロ」のほうがドキドキ感はあったなあ。

フランス映画ということで、ファッションや小物はみなセンスがいい。
女性はシャネル、ルイ・ヴィトン、エルメス、ラクロワ仕様。役柄の個性にぴたりとはまってます。
テニスプレーヤーを演じたメルヴィル・プポー(『ぼくを葬る』)のスーツ姿はかっちょいい。
さすがフランス人、着こなしがちがう。ため息
(もともとプポー目当てで観た映画だし・・にゃは)
イギリスものをフランスにおきかえたところが新鮮でもありました。

★★★☆(5段階☆は0.5)

「ゼロ時間の謎」公式サイト

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全米映画興行ランキング(5/30-6/1)

2008-06-03 | 映画全般
前回から間があきましたが、先週末の全米興行ランキングです。
初登場が2作あり。トップ5まで紹介。

Weekend Box Office Estimates (U.S.)
May 30 - Jun 1 weekend yahoo!MOVIES

1位 セックス・アンド・ザ・シティ Sex and the City
初登場〈日本8月23日公開〉


話題の「セックス・アンド・ザ・シティ」、インディ・ジョーンズを抜き1位。すごっ!
ニューヨークに暮らす女性4人の本音を描いた、エミー賞にも輝いた伝説の大ヒットテレビドラマがついに映画化。オリジナルキャストに加え、『ドリームガールズ』のジェニファー・ハドソンも出演。このドラマは観たことなくて、イマイチ鑑賞意欲がおきないなぁ....
公式サイト


2位 インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 
Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull
2週目〈日本6月14・15日先行上映〉


SATCに抜かれましたが、世界的に大ヒット中。
日本は14・15日先行上映だったんだね。覚えておかないと・・
公式サイト


3位 The Strangers(原題) The Strangers
初登場〈日本未公開〉


あるカップルが結婚式に出席後、滞在先のサマーハウスでマスクをかぶった3人組に襲われるスリラーサスペンスもの。リヴ・タイラー、スコット・スピードマン出演。リヴ・タイラーのスリラーものってはじめて?
公式サイト


4位 アイアンマン Iron Man
5週目〈日本9月27日公開〉


あいかわらずしぶといです。評判もAランク。
日本語吹き替えも決定ですよん!
公式サイト


5位 ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛 
THE CHRONICLES OF NARNIA:PRINCE CASPIAN
3週目〈日本公開中〉


1位だったのもつかのま、5位に落ちてしまいました。。
全米はこれ以上のびないでしょうかね。日本も含め海外でウケがいいので(ヨーロッパはこれから公開)どこまで伸びるでしょうか。
公式サイト


Coming Soon
ハプニング The Happening 
〈日本7月26日公開〉


『シックスセンス』『サイン』のM・ナイト・シャマラン監督のサスペンスもの。主演はマーク・ウォールバーグ。人類滅亡なるか?!のお話らしい。大どんでん返しがあるの?
公式サイト


インクレディブル・ハルク The Incredible Hulk 
〈日本8月1日公開〉


エリック・バナ主演「ハルク」として映画化されたアメコミのスーパーヒーロー、超人ハルクの活躍を、エドワード・ノートン主演&脚本で再映画化。
公式サイト

アートっぽい作品もみたいな。