小部屋日記

映画、音楽、本…好きなものに愛をこめて・・
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シン・シティ

2006-08-03 | サ行の映画
Sin City
(2005/アメリカ)

オタクっぽ~いバイオレンスもの。
原作はフランク・ミラーのコミック。
監督はロバート・ロドリゲス。ゲスト監督としてタランティーノ。
モノクロームの映像に赤や黄色などポイント的に色が入ってスタイリッシュなつくり。
原作がかなり反映されているのかな。
光と影がはっきりしていて劇画調。
出演者たちも個性がはっきりしている方たちですね(笑)

●ストーリー●
“罪の街”シン・シティ。
醜い傷跡のせいで、誰もそばによりつかない屈強な前科者マーヴ(ミッキー・ローク)は一人の娼婦に出会うが、彼女が殺され自分が犯人にされてしまう。そして復讐を誓う。
娼婦の街をさまようドワイト(クライブ・オーウェン)は女性たちとこの街を守るため、ギャングたちを相手に闘う。
少女誘拐殺人事件の犯人を追いながら、引退の夜を迎えたハーディガン刑事(ブルース・ウィリス)は、昔助けた少女ナンシー(ジェシカ・アルバ)と巡り会う・・・



↑上、オリジナルアート。下、本編


愛する女を守るハードボイルドな男たちの物語。
映像に凝り過ぎて、肝心のお話に心がいかない部分もありましたが、
その斬新さに結局ひきずられて見ちゃいました。ホラーもあったかなあ^^;
好き嫌いが分かれそうな作品だと思う。

ミッキー・ローク、クライブ・オーウェン、ブルース・ウィリスがそれぞれ主役の3つのパートに分かれていますが、クライブ・オーウェンのエピがメリハリがあってよかったかな。
オーウェンは男臭い人なのでこの役にはまっている。
それに加えてベニチオ・デル・トロの情けなさといったら・・・
ミホ役デボン青木の必殺仕置き人はかっこいいー!
姉御ロザリオ・ドーソンも印象的でした。

コミックが原作なので、登場人物が撃たれても斬られても、なかなか死なない(爆笑)
カラーだとむごいであろうシーンが、モノクロなので残虐さがあまり感じられないです。
血も白や黄にペイントされてるし。

イライジャー・ウッドがサイコ野郎として登場は驚き!イメージ壊れる。。
あの澄み切った大きな青い目が、白ペンキの眼鏡に隠れてもったいないな~
キックをかましちゃって、身は軽い。
ジョシュ・ハートネット(出演してるとは知らなかった♪)は同じ監督の「パラサイト」つながりですかね?

とにかく豪華なメンバーで、映像美にあふれハマる人はハマるだろう。
Sin City 2【IMDb】ではアンジェリーナ・ジョリーが出演の噂も???

「Sin City」公式サイト

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ゲス・フー/招かれざる恋人

2006-08-01 | カ行の映画
Guess Who
(2005/アメリカ)

Guess Who・・・「誰だと思う?」
名作「招かれざる客」を題材にしたラブコメディ。
人種問題を扱っていますが、それだけではなく家族と愛がテーマになっています。
両親、その娘と恋人の2つのカップルが織り成す物語。テンポもよくて、後味もいいです。

●ストーリー●
銀行の幹部として成功しているパーシー(バー二ー・マック)は、妻との銀婚式のパーティーをすることになった。
妻から誓いの言葉を考えておくようにいわれ思案中。
そこへ娘のテレサが白人のサイモン(アシュトン・カッチャー)を連れてきた。
テレサは婚約者としてサイモンを親に紹介するつもりだったのだ。
結婚相手は父親と同じく仕事に成功した男性と伝えてあったが、白人とまではいわなかった。
実はサイモンは訪問の直前、仕事をやめたのだが、テレサに嘘をついていた。
父パーシーに気にいられようと、サイモンは必死にがんばるのだが・・・




テレサの父親パーシーは昔気質のタフな男性。
家族を心から愛している。しかし娘の恋人がスポーツもしない白人とは思ってもみなかったのだ。
「デンゼル・ワシントンと思っていたのに、白人とはな・・・」
たくましい黒人を想定していて意表をつかれたパーシーは、彼に難題をふっかけてくる。
応戦するサイモン。

はじめは人種の違いでチグハグしてた二人の男性。
それだけではなくて、親が娘を思う気持ち、親に気にいられ幸せな結婚を夢見る若者の本音でもある。
ブラックジョークを言ってみろ!とパーシーにいわれ、サイモンは知ってるジョークで家族を笑わせるが、ある一言で怒らせてしまう。パーシーの罠にはまってしまったのだ。
大人げないゴーカート競争したりする二人。とほほ

そのうち、男二人のいざこざで家庭も崩壊。
サイモンの嘘がばれ、テレサは失意にくれ二人は婚約解消。
ですが、男二人はいつのまにか信頼関係ができていたのです。
パーティの日、妻に誓いの言葉を捧げるパーシー。自分らしく歌付きで。
娘と義理の息子が教えてくれた愛に気付いた父親なのだ。
そしてサイモンもテレサに歌う・・・ラストはめでたし、めでたしですね(歌も中途半端な感じが○・笑)

アシュトン・カッチャーは長身で甘い二枚目ですが、今回は銀行員風でナヨッと情けなくて、三枚目の役もやれちゃうんですね。器用な人なのかな。
バー二ー・マックという俳優さんははじめて知りましたが、目がギョロとしていて存在感ありですねえ。
アシュトンと同じくらいの体格ですよ。
NG集のふざけたアシュトンがいい~♪

「ゲス・フー/招かれざる恋人」公式サイト

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