Superman Returns(2006/アメリカ)【劇場公開】
ぜひ劇場で観ることをおすすめします。
同じ2時間半の「パイレーツ・・・」の時は中だるみしたけど、今回はあっというまでした。
地球を救う超人的ヒーローの帰還物語。
人間を愛してしまったスーパーマンの苦悩も描かれていて、恋愛ものとして泣いてしまった~
主演のブランドン・ラウスの清潔感あふれる端正なスーパーマン姿は完璧!!
CGがスーパーマンキャラをうまく体現しています。
●ストーリー●
地球から突然消えたスーパーマン/クラーク・ケント(ブランドン・ラウス)は自分の居場所を探していたが、自分の生まれた星クリプトン星は消滅。
故郷は地球しかないと悟った彼は5年ぶりに戻ってきた。
だが彼を待っていたのは激しい現実。永遠の恋人ロイス(ケイト・ボスワース)は子供もおり婚約者リチャード(ジェームズ・マーズデン)もいた。宿敵レックス・ルーサー(ケビン・スペーシー)は刑務所からまんまと抜けだし、人類を標的にした破壊計画を企んでいた。
その試みのせいでロイスの乗った飛行機が地上に落下、スーパーマンは助けにいく・・・
この前、TVで1作目を観たので、背景がよくわかりました。
自分が生まれた星は消え、父に教えられたとおり、地球を救うため、人間を正すために5年ぶりにかえってきたスーパーマン。しかし自分の居場所はないのです。
5年経てばそりゃ変わる。
最初の見どころのロイスが乗った飛行機が火を噴きながら落ちていくのを、スーパーマンが間一髪でくい止めるシーンは、大迫力。
そこが野球場で観客から大歓声と拍手は、アメリカンヒーローならでは。
スピード感がある飛行は美しく、マントをひるがえしながら、大気圏の外で地球を見下ろすスーパーマンはどこか神々しいです。
変わりつつある地球・・・でもスーパーマンの志は全く変わってないのよね。
人間関係ではロイスの描き方は複雑。
今もスーパーマンを愛しているけど、自分には子供もいるし、フィアンセもいる。
一途なスーパーマンの愛を受け入れることはできない。
といっても変身したクラーク・ケントの時はロイスをつけまわすストーカーですけど^^;
ロマンチックと思ったシーンは、ロイスが背伸びしてスーパーマンの足の甲に裸足でのり、抱き寄せられ垂直にのぼっていき、そして二人で飛行するところ。
久しぶりにスーパーマンの筋肉質な体にふれ、ぬくもりを感じる・・・とロイス。
みつめあう二人・・・
サヨナラを言わずに去ったのは辛いから言えなかった・・・とスーパーマン。
スーパーマンが積極的になれないのは、自分が異星人というのもあるよね。
大人の恋愛というか、苦しい恋ですね。
スーパーマンは女性の理想の男性かも。
余計なことは言わない。いつも見守ってくれる。苦しい時にはすぐに助けにきてくれる頼もしい人。でも生活感はないし、年中タイツ姿だけれど(笑)
全体の感想はつっこみどころもあるけど、それを感じさせないほど面白かった。
多少の余分な部分はあったけどね。
スーパーマン、ロイス、フィアンセのリチャード、この3人の苦しい胸のうちがうまく描かれていて、悪党との対決以外に話に膨らみを持たせたのがよかったかな。
それにしても、スーパーマンの並外れたパワーに驚いてしまう。
弱点はあるけれど、ここまで凄いとは・・・!!
まあ宇宙人だもんね。
飛んでいるところよりも浮遊してるスーパーマンが印象的でした。
キャストではスーパーマン役に大抜てきされたブランドン・ラウスは先代のクリストファー・リーヴに風貌、体つきがそっくり。それで選ばれたんでしょうね。
肌もなめらかそうだにゃ
はじめての映画出演とは思えないほど、堂々と演じてましたねえ。
最近婚約したとか・・・残念!
しっかり者ロイス役チャーミングなケイト・ボスワース、フィアンセ役の『X-MEN』シリーズのサイクロップスことジェームズ・マーズデンも好演。
ケイトは黒髪だとまったく印象が変わります。
ルーサー役ケビン・スペーシーは余裕があった。コミカルだけど凄みを感じさせる。
スキンヘッドは「セブン」以来?
「おやすみ、ロイス!」と優しく声をかけて飛んでいくスーパーマン。
鋼鉄の男ですが、ブランドン・ラウスの風貌と同じくスイートでもあるヒーローでした。
次回は(ネタばれ)父と息子の話かな?
(甘めで)★★★★★(5段階☆は0.5)
「スーパーマン リターンズ」公式サイト
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