セシリア・アハーン著
林真理子訳
“君はひとりでは生きていけないとぼくに言ったね。でもきっと生きていけるよ、ホリー。ぼくは君の人生の中の一章にすぎない。これからいくつもの章が続くはずだ・・・・”
夫の死を受け入れられず、絶望にくれるホリーに届いた、亡き夫からの手紙。
それがすべての始まりだった。
(小学館公式サイト)
全世界で500万部ベストセラーの原作を林真理子が翻訳。
文庫本になって発売されたので、早速読んでみました。
著者は元アイルランドの首相の令嬢。先日、朝日新聞に彼女のインタビューが載ってましたね。21歳の時に書いた本作がデビュー作。いきなりベストセラーになり、現在5作を発表し、2作品の映画化が決まってるそう。
表紙がハーレクインロマンスのようで、普通ならぜったい読まないジャンルですが、映画化されたことと林真理子が翻訳ということで興味をもちました。
主人公ホリーは30歳で未亡人になり、悲しみにくれる毎日。仕事もやめてしまったので、貯えはどんどんなくなっていく。友人や家族の慰めも彼女にとっては苦痛になる。
そんなホリーのもとに亡き夫ジェリーから届いた10通の手紙。
そこには夫から妻へのメッセージ〈リスト〉が書かれていた・・
林真理子のあとがきでも書かれているように、著者のはじめての小説ということで、いらない会話が多いしシーンもある。
友人や家族の話がメインで、恋愛ものを期待するとアレッ?と思うかも。
悪くはないけど、コンパクトにすれば読みやすかったのに・・・
前半はまったりでも、後半はあっというまに読めました。
10通の手紙は、読んでるこちらもホリーのように1通ごとに期待してしまう。
手紙を読みながら“夫がそばにいる!”と涙するホリーには共感しちゃいます。
最後の10通目の手紙は泣けた・・
人生の中で大事な人を失うことは誰でも経験すること。ホリーのようになかなか立ち直ることができず、自己嫌悪に陥る人もいるでしょう。それは当たり前のこと。
ひとりの女性の再生物語でもあり、毎日が辛くても幸せだった思い出は心にしまい、勇気をもって前に進んでいかなければならない。
いざとなると支えになってくれる家族、友人は大事にしたいと思いました。
パーティーのシーンで、独身者は片身の狭い思いをするところは日本人にはわからないことだよね。ダブリンらしい情景も味わえます。
映画は10月18日全国拡大ロードショー (公式サイト)
ホリー役にヒラリー・スワンク、夫ジェリー役にジェラルド・バトラー。日本語版主題歌に、徳永英明の「小さな祈り~P.S.アイラヴユー」が決定。
この映画に感銘を受けた徳永自らが書き下ろしたオリジナル曲とか。
どんな曲なのか、早く聴いてみたいですねー。
林真理子訳
“君はひとりでは生きていけないとぼくに言ったね。でもきっと生きていけるよ、ホリー。ぼくは君の人生の中の一章にすぎない。これからいくつもの章が続くはずだ・・・・”
夫の死を受け入れられず、絶望にくれるホリーに届いた、亡き夫からの手紙。
それがすべての始まりだった。
(小学館公式サイト)
全世界で500万部ベストセラーの原作を林真理子が翻訳。
文庫本になって発売されたので、早速読んでみました。
著者は元アイルランドの首相の令嬢。先日、朝日新聞に彼女のインタビューが載ってましたね。21歳の時に書いた本作がデビュー作。いきなりベストセラーになり、現在5作を発表し、2作品の映画化が決まってるそう。
表紙がハーレクインロマンスのようで、普通ならぜったい読まないジャンルですが、映画化されたことと林真理子が翻訳ということで興味をもちました。
主人公ホリーは30歳で未亡人になり、悲しみにくれる毎日。仕事もやめてしまったので、貯えはどんどんなくなっていく。友人や家族の慰めも彼女にとっては苦痛になる。
そんなホリーのもとに亡き夫ジェリーから届いた10通の手紙。
そこには夫から妻へのメッセージ〈リスト〉が書かれていた・・
林真理子のあとがきでも書かれているように、著者のはじめての小説ということで、いらない会話が多いしシーンもある。
友人や家族の話がメインで、恋愛ものを期待するとアレッ?と思うかも。
悪くはないけど、コンパクトにすれば読みやすかったのに・・・
前半はまったりでも、後半はあっというまに読めました。
10通の手紙は、読んでるこちらもホリーのように1通ごとに期待してしまう。
手紙を読みながら“夫がそばにいる!”と涙するホリーには共感しちゃいます。
最後の10通目の手紙は泣けた・・
人生の中で大事な人を失うことは誰でも経験すること。ホリーのようになかなか立ち直ることができず、自己嫌悪に陥る人もいるでしょう。それは当たり前のこと。
ひとりの女性の再生物語でもあり、毎日が辛くても幸せだった思い出は心にしまい、勇気をもって前に進んでいかなければならない。
いざとなると支えになってくれる家族、友人は大事にしたいと思いました。
パーティーのシーンで、独身者は片身の狭い思いをするところは日本人にはわからないことだよね。ダブリンらしい情景も味わえます。
映画は10月18日全国拡大ロードショー (公式サイト)
ホリー役にヒラリー・スワンク、夫ジェリー役にジェラルド・バトラー。日本語版主題歌に、徳永英明の「小さな祈り~P.S.アイラヴユー」が決定。
この映画に感銘を受けた徳永自らが書き下ろしたオリジナル曲とか。
どんな曲なのか、早く聴いてみたいですねー。
へぇ~。
私も、読まないタイプの本だな。
極薄なら読めるけど。
映画の方も、ヒラリー・スワンクって女性ぽくない役が多いんで、興味あるけど。
私がこの前買った本…「いつまでも中国人に騙される日本人」(板東忠信・元刑事さん)っていう新書。
笑える…。
オリンピック中だし、会社にも中国人がいますんでねぇ。
ちょっと読んでます。
林真理子さんの訳なので、興味がわいて読んでみたんですよ。
いつもはこういう小説はほとんど読まないせいか、前半は我慢して読んだ。笑
途中からはスイスイでした。
ヒラリー・スワンクよりもジェラルド・バトラーは意外な役かも。
300の印象が強いから、病気で亡くなる感じがしなくてね^^;
「いつまでも中国人に騙される日本人」、面白そう!
元刑事さんの話というのもそそられますよ。
ネットもいいけど、本もいろいろ読まなくちゃいけないね・・
ヒラリーがあまり好きではないのですが
ジェラルドが出ているので、ちょっと観たいと
思っている映画です。
原作は林真理子の訳なんですね。
読むとしたら、いつも映画の後に読む私なので
映画鑑賞した後に読んでみたいと思います。
前半はまったりなんですね。
覚悟しておききます(笑)
こちらにもコメントありがとねー。
林真里子が翻訳ということで読んでみたんです。
以前からタイトルにはひかれていたし、ヒラリーとジェラルドがでてるから気になっててね。
著者のはじめての小説ということで、読みづらいというか飛ばしたくなる部分もあるので、あしからず^^;
この世にいない夫の手紙は真心にあふれていてグッとくるはずですよ。
所々、あれっ? って思うことはあったけど、最後の方ではちょっと泣けた~。
アイマックさんも書いているけど、特に10通目の手紙のところでは
映画は観に行くつもりなかったんだけど……やっぱり観に行こうかな~。
そうそう、なんかあれっ?と感じる部分ありますよね。
あの10通目は短いけど、彼の真心が込められていてジーときた。
映画は私もどんな出来か知りたいのでいこうかなあと・・