変態村

Calvaire（2004/フランス＝ベルギー＝ルクセンブルク）
【DVD】

この邦題もインパクトあり(-_-;)
変態というか、精神医学的にいうと、人格障害のある人たちのような気も・・
ヨーロッパを震撼させた狂気の愛を描いた問題作とか。
昔のホラーのテイストみたい。サイコ（？）な村の人たちの物語。

キャバレー歌手のマルク（ローラン・リュカ）は、次の目的地に向かう途中、道に迷い、あるペンションにたどりつく。そこのオーナーのバルテル（ジャッキー・ベロワイエ）は、マルクを出ていった妻グロリアと思い込み（？！）監禁する。クリスマスの日、脱走しようとしたマルクは磔にされる。
だがグロリアがいると妄想にかられた村人たちに襲撃される。マルクは決死の脱出をはかる・・・


主人公マルク（イケメン♪）は道に迷って、ある田舎にたどりつく。
不運なことに車が故障、そこに犬を探す変な男に会い、ペンションを案内してもらう。
あとでわかったことですが、犬じゃなくて子牛だったんだけど・・・？？？
この宿のおやじは、うさんくさそう。
やっぱりというか、マルクが朝、目覚めたら、おやじはマルクの車の中を勝手に散策。
車をたたき壊して火をつける・・・
もうやりたい放題！！！恐るべしおやじ。。

そしてマルクを逃げた妻だと思い込み監禁し、妻の服を着せ、髪を刈る。
おやじは妄想性人格障害でしょうね。
マルクが逃げようとしたら、十字架に磔りつけにするのです。
宗教じみている。

また村の人たちも異常・・・
バーでみんなで集まり、体をゆする。恐いような笑えるような(>_<")
女性がほとんどでてこなくて、最初の老人ホームのおばあちゃんのみ。
非現実的な世界は恐いよ。

おやじの妻グロリアが存在してたのかは不明だけど、行き場のないおやじ。
この村、娯楽もなさそうだし、みんなが哀れにも感じたなあ。
村の人たちとグロリアの関係がわからない・・詮索するほどの意味もないか。
人間、追いつめられると狂気化しちゃうんだよね・・サドの村ですよ。

刺激的な内容にしてはアッと感じるものでもなく、90分の作品にしては長く感じられた（ため息）

獣姦もありで誰にでもおすすめできる映画ではないデス。
霧に囲まれた森の情景は雰囲気ありていいのだが・・
恐いもの見たさにどうぞ^^;

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