Michael Clayton(2007/アメリカ)【DVD】
監督・脚本:トニー・ギルロイ
出演:ジョージ・クルーニー、ティルダ・スウィントン、トム・ウィルキンソン、シドニー・ポラック
マイケル・クレイトン──
罪を消したければ、彼に頼め。
邦題のフィクサーとは“もみ消し屋”のこと。
弁護士事務所に所属し、裏で仲介、交渉にあたる仕事人。
大企業の陰謀にまきこまれたフィクサーの物語。
アカデミー賞助演女優賞受賞〈ティルダ・スウィントン〉作品。
story
大手法律事務所のフィクサーとして活躍するマイケル(ジョージ・クルーニー)。在職15年にして共同経営者への昇進もない彼が焦りと不安を感じる中、大企業の集団訴訟にかかわっていた同僚の弁護士アーサー(トム・ウィルキンソン)が精神に異常をきたす事態が発生。マイケルはその後始末をするため、アーサーの下へ向かう。(シネマトゥディ)
社会派サスペンスものでしょうか。
原題にもなってる主人公マイケル・クレイトンは、マンハッタンの法律事務所でフィクサーとして働いている。
話が遡っていく内容で、はじめはわかりにくいですが、みてるうちにつながっていきますね。
利益重視の大企業、問題が起きたら弁護士やフィクサーに頼み、もみ消してもらう。
ひき逃げをし、フィクサーにもみ消しを頼む奴もいてサイテー。顧客でもそれはいかんよ^^;
3000億円という集団訴訟を担当していた弁護士アーサーは、企業の裏を知ったことで良心の呵責に耐えきれず、精神的におかしくなってしまう。
その弁護士を演じたトム・ウィルキンソンの苦悩ぶりはうまかった。
彼はこれはいけないと告発しようとする。味方を敵にまわしたようなもの。企業の女本部長は彼を抹殺するために刺客を送り込むんだな・・ここまでくると犯罪ですよ。。
裏社会ともつながっているところが恐ろしい。
真実を知ったマイケルも殺されそうになるが、間一髪なんとか逃げ出す。
弁護士のときは用意周到な殺し方だったのに、マイケルの時は不手際っていうのが出来過ぎな感じ・・・
女性本部長とマイケルとの駆け引きは、すごみがあった。本部長を演じたティルダ・スウィントンは、強気のキャリアウーマンにみえるけど、実は小心者だというのをうまく演じてました。彼女も大企業の被害者でもある。
今回のジョージ・クルーニーはかっこよかった!
息子に将来のことをいい聞かせるシーンや、うんざりする仕事でもやりとげる姿がいいです。
役柄のマイケルはギャンブルするし借金まみれ、金ほしさで仕事してるけど、クルーニーが演じると、クリーンで有能な人間にみえてしまうね。笑
わかりづらくても、台詞の応酬、俳優でみせてくれた映画でした。
そう快な終わり方と思ったら、エンドクレジットのマイケルの乗った車の後をつけるタクシーが怖い・・・?
★★★★(5段階☆は0.5)
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