小部屋日記

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アイム・ノット・ゼア

2008-05-05 | ア行の映画

I'm Not There(2007/アメリカ)【劇場公開】
監督・脚本: トッド・ヘインズ
出演:クリスチャン・ベイル/ケイト・ブランシェット/マーカス・カール・フランクリン/リチャード・ギア/ヒース・レジャー/ベン・ウィショー/シャルロット・ゲンズブール

詩人・無法者・映画スター・革命家・放浪者・ロックスター
全てボブ・ディラン 6人の豪華キャストが演じる、生ける伝説


66歳の今も現役ミュージシャンとして活躍するボブ・ディラン。
その半生を6人の俳優がディランの6つの顔を演じ、多面的な素顔を描いていく。
豪華なキャスト陣、6人とも役名がちがう大胆な手法。楽しみにしていた作品です。

story
アルチュール(ベン・ウィショー)は、プロテスト・ソングを書くのを辞めた理由を背広姿の男たちに詰問される。彼はアメリカを放浪しながらソングライティング技術を学んだウディ(マーカス・カール・フランクリン)や、社会派フォーク歌手のジャック(クリスチャン・ベイル)らについて語り始める。やがて彼らの物語は一つに結び付き……。


1月に急死したヒース・レジャー出演ということで以前から気になってましたが、ボブ・ディランについてはまったく無知で、Wikiで調べてみました…こちら
長い音楽生活、一筋縄では語れない人。10年間ノーベル文学賞の候補に挙がっている詩人でもあるんです。
年間100本のツアーを続けていて、来月も北米ツアーが待機。
新聞でも特集してましたが、インタビュー嫌い、でも賞をもらうのは好きとか。笑

で映画は、そんなボブ・ディランの音楽と人生が綴られていきますが、正直きつかった・・・
似てる似てないではなく、全体に中途半端なのかなあ。2時間ちょっとは苦痛。。
ディランのことをほとんど知らない人にはわけわからないような気がする。。


ただフォークシンガーなのに突然ロックを歌い出して、観客からブーイングのシーンはエピソードを知ってたのでウケました。
フォークはほとんど聞かないけど歌はいいですね。


6人の俳優たちはそれぞれよかったと思います。
ケイト・ブランシェットは異性なのにさすがの演技でしたねえ。彼女のシーンだけモノクロにしたのはなぜだろう?
ディランの写真からいうと、クリスチャン・ベイルが一番似てるのかなあ。
それと「パフューム」のベン・ウィショーがよかった。


ヒース・レジャーのパートは、離婚など本人とカブるところが辛かった。。
ヒースはケイトと同じくらい登場場面が多くて、ファンの方は必見!
元奥様のミシェル・ウィリアムスが映画「ファクトリーガール」のモデルになったイーディ・セジウィック役(役名は違う)でした。メイク・ヘアスタイルから最初、誰だかわからなかった。

抽象的なシーンが多くて戸惑う。
結局、ボブ・ディランという人は捉えどころのない人ということか・・
タイトルどおり、ディランはそこにいなかった。。。

★★★(5段階☆は0.5)

「アイム・ノット・ゼア」公式サイト

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