小部屋日記

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「不動心」松井秀喜著

2007-10-23 | 


「心の構え」で挫折は力に変わる。

松井秀喜のファンなら、必ず手に取ってる本・・・
購入してサッと目を通したままでしたが、やっとしっかり読みました^^;
難しい言葉ではないので、すいすい読めます。
昨年の5月の左手首の怪我を境に今までの野球人生、松井本人の人生を綴った手記。
野球以外にも学べることが多く書かれてますので、ファンでない方でもおすすめですよ!
今後の人生についての糧になる本だと思います。


星陵高校、巨人軍、ヤンキース・・・
いつも光の中を歩いてきた松井。
でもわれらと同じ悩み、葛藤、弱さもみせるけど、周囲の人の励まし、教え、そして人との出会いによって、現在の人間松井が形成されたのです。

コントロールできることと、できないことを分けてる松井。
コントロールできないものの中には人間の心がある。
でも動かせることはできるはず。
「僕ががんばれば、ファンは励みにしてくれる」
この世でもっともコントロール不能な『人の心』を動かしたい。
出来ないことに気を病むのではなく、出来ることを精一杯やろう。


まじめすぎるけど(笑)松井の飾らない人柄が文章から伝わってきます。
率直だし、心がこもっている。

野球に関してはパワー、技術よりも大事なことは精神面、努力の継続。
そしてプロとしての心構えとこだわり。
過酷なメジャーの世界で生き抜くためにはどうしたらよいかの知恵ですね。


すべては野球のために費やされる人生の中で癒された、昨年の真夏のタンパ(フロリダ)の海の情景は、私もどんな海か観てみたいです。

「努力できることが才能である」
優等生ぽい発言を堂々と言葉にする松井は、並の人間ではない^^
周りに感謝し、謙虚であることの重要さを松井から教えられました。

※恋愛に関してはコントロール不能なところも松井らしいっす^^;