小部屋日記

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カレンダー・ガールズ

2006-12-31 | カ行の映画
Calendar Girls(2003/イギリス)【DVD】

監督: ナイジェル・コール
出演: ヘレン・ミレン/ジュリー・ウォルターズ /シアラン・ハインズ

ひと月ごとに綴られる
彼女たちの心の冒険・・・
感動の実話の映画化。


●ストーリー●
アニー(ジュリー・ウォルターズ)の夫が他界し、クリス(ヘレン・ミレン)は、女性連盟が毎年制作するカレンダーの収益で彼の居た病院への寄付を提案。
売上を伸ばすため、彼女たちが思いついたのは自らがヌードモデルになることだった。(シネマトゥディ)


イギリス映画は話が面白いし、ウィットに富んでいて、かつ温かい。
労働者や田舎の人たちの家族を含めた人間模様、暮らしぶりを描くのがうまいですね。

これは実話です。
1999年にイギリスのヨークシャーに住む女性たちが「婦人会ヌードカレンダー」を制作したのだ。
アニーを演じたジュリー・ウォルターズが言うのです。
「中年の女性のヌードなんて、誰が見る??(笑)」
彼女らは勇気と信念を持ってカレンダー・ガールズになった。
アニーの夫が白血病で亡くなり、友人のクリスはアニーを励まそうと、大胆な計画を立てる。それは女性連盟(婦人会)のヌードカレンダーを作って、その売り上げでアニーの夫が世話になった病院にソファーを送る。

田舎の退屈な暮らし、女性連盟の催しはケーキをつくったり、ジャムづくりなど、刺激のないことばかり。クリスはうんざりしていた。それは他の女性も同じ・・・
自分を変えてみたい!変わりたい!!生きてる実感がほしい。
そしてカレンダーは作られた。

見どころはカレンダーの撮影シーンですね。
下着の線が出ないように、2時間前からはずす。
はじめは尻込みしてた彼女達ですが、きれいに撮ってほしいという気持ちから積極的になってくる。撮る男性カメラマンも必死!(笑)
撮影中は夫たちが別室に待っているところが微笑ましい。

出来上がった写真は、セピア調で品があってアートな作品でとてもきれい。
植木に水をやってたり、オルガンをひいてたり、コミカルでもある。
ひまわりの黄色がワンポイントになってます!
なぜ、ひまわりかというと「ヨークシャーの花は女性に似ている、太陽を常に懸命に探しているこの花が好き」と、アニーの夫が言っていたのです。
ひまわりは、この女性たちを代表する花。

特典映像では、本物のカレンダーも観られますが、ほぼ映画と同じ感じでした。
思うのですが、女性はいつまでも美への執着が強いと思う。
ピチピチした若い頃の体ではないけど、自信を感じるのです。


せまい田舎でヌードカレンダーのモデルになるということは、勇気がいるし、当然好奇の目にさらされ、家族たちの反発もある。
でも彼女らは屈しなくて、とうとうハリウッドまで招かれる。
時の人となる彼女ら。
今までの収益は、すべて白血病の基金に寄付されてます。もちろん、映画化も寄付するための素晴らしい機会になりました。

キャストではヘレン・ミレン、ジュリー・ウォルターズはさすがの演技。
女優さんたちもヌードになるので、だいぶ緊張したらしい。
役と本人がリンクされていて、リアルな作品。

彼女たちの友情物語にもなっていて、ホロッとさせられました。
女性は強いと感じるし、すべての女性たちに元気を与えるストーリー。
ヨークシャーの自然も楽しめます。
落ち込んだら、そこに立ち止まらず一歩だけ進んでみよう。
爽やかなミス12月たちに拍手!!


                  

ところで2006年の更新はこれが最後になりました!
カレンダーも今日が最後。この記事とうまくつながったかな^^

来年もたくさんの人たちとブログで語り合いたいです。
来ていただいた方、読んでくれた方に感謝を込めてありがとう~
2007年もどうぞよろしくお願いいたします!!


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