小部屋日記

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レイヤー・ケーキ

2006-12-03 | ラ行の映画
Layer Cake(2004/イギリス)【DVD】

監督:マシュー・ヴォーン
出演:ダニエル・クレイグ/コルム・ミーニイ/ケネス・クラナム/シエナ・ミラー/マイケル・ガンボン


6代目ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグ主演作。007新作を観る前に鑑賞。
ロンドンが舞台の麻薬犯罪もの。イギリス映画らしくスタイリッシュ。
ダニエル・クレイグ、ハードな男っぷりで007に抜てきされたのも納得!!!
痩せてるけど、筋肉ついてマス。銃をもつところはボンドを彷佛とさせる。

●ストーリー●
麻薬ディーラーとして着実な仕事をこなしてきた男XXXX(ダニエル・クレイグ)。
彼は、今のうちにこの裏社会から引退しようと決意。ボスからの2つの依頼を最後にしようとする。
ひとつ目は裏社会の大御所エディの娘を捜し出すこと。そして、もうひとつは100万錠のエクスタシーを売りさばくこと。
しかしエディの娘は見つからず、エクスタシーはワケありの品だと判明。命を狙われるハメに。全てはボスに仕掛けられた罠だと知ったXXXXは、ボス暗殺を謀るのだが…。(goo映画)



レイヤーケーキとは階層(レイヤー)社会のこと。
以前、イギリス本で読んだことがありますが、麻薬は社会問題になっていて、エクスタシーなどは若者の間で流行っているとか・・

見終わってから気が付いたが(汗)、ダニエル・クレイグの演じた役柄には名前がない?
XXXXになってます。
裏社会を描いていて、いろいろ掟があるのです。
麻薬の売人なので、目立ってはいけない。
末端のユーザーは避けるとか・・・
映画の宣伝でアイロンがポイントになってますけど、殺しの道具になっているのです・・・・ぞ~
ギャングものは報復の仕方がむごいですねえ。

XXXXは、どんな生い立ちなのかもわからない。
ほとんど能面のように、感情を出さないし。
クールな蒼い目のダニエル・クレイグがいい。痛めつけられる役が似合いますね(笑)
シエナ・ミラーとの絡みもあるけど、余分^^;

彼はそろそろこの稼業から引退しようと思ってますが、仲間うちの裏切りや取り引きの際のいざこざで、どんどん深みにはまっていく。
麻薬は社会に蔓延していて、お金になるので売るやつがいる。
ギャングにはボスがいて、下っ端がいる。
階層のように段々になっていて、内容を相関図にすると複雑。

XXXXは思惑どおり、足を洗えるか!!!!
全体的に淡々としてましたが、後半はXXXXが雇った殺し屋が逆に殺される公園のシーン、意外なオチなど見どころ。
まあなんといっても、ほとんど出ずっぱりのダニエルが見られて◎♪

ラストは衝撃的!!
思わず「あっっっっ?!!」っと叫んでしまいました・・・
皮肉が効いてます。
UK音楽もよかった。

DVDの特典でダニエルのインタビューがあって、外見はいかついイメージですけど、声のトーンも抑えぎみでイギリス紳士らしく知的で落ち着いた方ですね。

公式サイトのデザインが面白い。
「レイヤーケーキ」公式サイト

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