仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
ほぼワタクシごと、たまにお仕事。

般若寺さんの火祭り

2008-02-14 14:13:56 | 仏事のあれこれ

明日、2月15日は平生町にある般若寺さんの「火祭り」です。

これまでにも何度か紹介した、火の上を渡る、アレです。

真言宗系のお寺でよく行われる火祭り(柴燈護摩:さいとうごま  とも言う)ですが

ここ、般若寺さんのは広い境内地を利用した、

西日本屈指の規模の火祭りです。

明日は火祭りだけでなく、

四国八十八箇所をまわったのと同じご利益がある、といわれる

「四国八十八箇所 お砂踏み」もできます。

また無病息災を祈願する「大般若法要」も行われるようです。

露店も出店するし、何はともあれ

燃えさかる火は圧巻。カメラ愛好者たちが列をなします。

お近くの方はぜひお出かけになってはいかがでしょう?

 

ちなみに般若寺さんはとーーーーっっても山の上。

お祭り当日の明日は

JR柳井駅から無料送迎バスが出ていますので

そちらをご利用になることをお勧めします。

 

 


お雛様の手まりです

2008-02-12 14:15:45 | 本音

毎度のことながら、店舗の季節感、というものに悩まされます。

花札よろしく、1月は松、2月は梅・・・とアウトラインはつかんでいても

「わずかに先取りした感じ」も出したいし・・・。

などと考えていたら、

こんな手まり作品が手に入りました。

スタッフのお母さんの手作りです

ちょっと変ってるし、タイミングもぴったり。

さっそく店に飾りました。

 

店に飾るものは季節感を演出することはもちろんですが

できればそれをきっかけにしてお客様との話が弾むような

カンバセーションピース」であることも大切だと思っています。

お客様から「あら、これいいわね。」なんて一言をいただくと

よっしゃーーっ、という感じになります。

それには店内装飾の素材やデザイン、見せ方等々まだまだ

勉強も研究もせねば・・・。

 

でも今回は3月初めまで、このお雛様で乗り切れそうです。

 


燃え残りロウソクのリサイクル

2008-02-11 13:51:09 | 本音

昨日の朝日新聞に

福岡県の浄土真宗のお寺さんの発案で

ロウソクの燃え残りをリサイクルする活動が紹介されていました。

ロウソクの燃え残りはどこのお寺様でも

「もったいない」と思いつつも処理に困るもののようです。

 

記事にもあるように、

燃え残りに色をつけてカップなどにいれ、

リサイクルローソクづくりを楽しんでいらっしゃったお寺さんもありました。

 

また、空き缶(直径15cm~18cmくらいのもの)に

ストーブ芯を入れ、溶かしたロウソクを流し込んで

かがり火」もどきにされているところもあります

あの手この手で工夫されているようです。

 

ところで

外国映画なんかで食事中とかにたくさんのロウソクを燃やす

シーンを見かけることがあります。

ロウソクを燃やすと空気中の葉巻(とかタバコ)の煙を

焼いてくれるので

部屋が煙くさくならない、という話を何処かで

聞いたことがあるのですが、ホントかしら???

 

お仏壇で線香とロウソクを一緒に焚くのはどうなんだろう?????


お仏壇の供養、最近の事情~余談~

2008-02-10 13:35:09 | 本音

昨日、ブログ「仏壇を作る人の日々」の☆shinchan☆さんから

ご丁寧なお返事をいただきました。

ありがとうございました。

処分するお仏壇は、錺金具をはずして

業者に引き取ってもらうこともあるとか。

確かに、金属が高騰している昨今、これはあだやおろそかには

できないかも。

 

最近では「都市鉱山」という言葉も聞かれるくらい

廃棄された金属への注目が高まっているとき。

なかなかどうして、お仏壇だってバカにはできないと思います。

 

ああ、ますますやってみたい、お仏壇の解体・・・・。


お仏壇の供養、最近の事情

2008-02-09 13:36:30 | 本音

度々参考にさせていただきますが、

彦根仏壇の職人さんのブログ、「仏壇をつくる人の日々」に

お仏壇の供養(処分)に関する記事がありました。

金の価格高騰にともない、この方のところでは

仏壇を処分する前に使用してある金箔をこすり落とし、

再利用することになったのだとか。

 

当社ではまだそこまでの手間はかけてないし、また

人手も裂けないので供養のお仏壇はそのまま焼却処分、となります。

でも、「金箔の回収」の工程はどうするのか?

どの程度回収できるのか?興味深々。

処分のお仏壇があったら、自分でも試してみたいくらい。

 

ただ、わが社の場合は処分のお仏壇を預かったら

店舗とは別の保管場所へもっていくので、店にいる私たちの目に

触れることはほとんどありません。

 

それにしても、金箔の回収を始め、

新しい仏壇クリーナーの効果を確かめる、とか

どの程度までなら力を入れて拭いてもOKなのか???とか

あとは処分するだけの「供養のお仏壇」で試してみたいことはいろいろ

あります。ノウハウの向上のためには試行錯誤は必須。

とはいえ、不謹慎な気もして、

こればっかりは思うだけでどうにも実現しません。

 

例えは悪いけど、解剖のための死体を待つ医学生の気持ちが

ちょっとわかるような・・・・・

 


売り出しの記念品

2008-02-08 13:34:12 | 本音

先日から何度もふれているように、当店は現在

移転新装13周年 大感謝セール」という売り出しの最中です。

新聞に折り込みチラシを入れたのが2月2日。先週の土曜日。

実はこのチラシがミソで、チラシの角に印刷された

半券を持ってきていただくと、

もれなく「大感謝セール 記念品」を差し上げることになっています

 

で、写真のストラップが今年の記念品。

「水晶入 招き猫 ストラップ」です。

おなかの水晶が目立っていてスタッフからは「タヌキ?」との声も

高かったのですが、縁起物とあってお客様には好評です。

 

そこでお客様ではないけれど、

せっかくだから・・・と毎朝やってくる銀行の担当者にも一つさし上げました。

そして今朝。

彼いわく、「あの招き猫をもらってから、公私共にいろんなことが

とんとん拍子にいくようになった

え~~!!

ほんと~~~!?!?!

「やはり招き猫のご利益」と胸を張るか

「鰯の頭も信心から」と軽くいなすか・・・・・・迷うところです。

 

 

 

 


お仏壇の発送

2008-02-07 13:24:58 | 本音

先日小さなお仏壇をご契約いただきました。

ただし、納品先はずーーーーっっと遠方。

幸い一人でもかかえて据えつけられる大きさなので

宅配便で送ることになりました

とはいえ、ただ梱包して送ればいいってものじゃない。

あらかじめお仏壇に仏具を飾った写真を撮影

さらにお客様が見づらい、とか迷われることのないように

写真に仏具の名前を入れておきます。

その後忘れ物がないかどうかチェックしながら梱包。

宅配便の荷物番号を控え、お客様にお知らせします。

こうしておけば、お客様の急な予定変更の場合にも

運送屋さんと直接連絡が取ってもらえるので安心です。

配達予定日にはちゃんと届いたかどうかインターネットで確認

最近はどこの運送会社でも送った荷物を検索できるので助かります。

そして最後に

「大丈夫だったでしょうか?お困りのことはございませんか?」と

お客様に電話で確認。これで終了。よくできました。

・・・・・・・・のはずが先日の場合はお客様から先に

「届きました。お世話になりました」とお電話が・・・・・・・。

申し訳ございませんっ!!

恐縮です!!

 


お仏壇の新しい試み

2008-02-05 13:23:26 | 本音

愛読している「彦根仏壇の組み立て現場より」というブログに

伝統的な仏壇職人が斬新なお仏壇を提案する

仏壇クリエーターズ アートマンジャパン」という団体が紹介されていました。

 

早速、HPを覗いてみたところ

なるほど、「ガンダム?」と見まがうようなつくりの宮殿やら

すっぽり人が入れる、という変ったコンセプトのもの、

ロボット型のものなど、確かにこりゃ斬新だ。

でも、よくよく見るとさすがに「仏壇職人」さんが手がけてるだけに

奇抜さだけじゃない、重厚さ、というものも持ち合わせている

ようです。

個人的には「すっきり」してる分、有難味に欠けるような

モダン仏壇よりもこちらの方に引かれるかも。

 

新しいアイデアが必要なときに「ブレーンストーミング」が

有効なように、

こんなカタチでいろいろな選択肢を発信し、その中からより良いものが

生まれてくる、という流れは良いことだと思います。

 

特に、伝統仏教離れが危惧されるこのごろ。

業界も頑張らねば・・・・・

 

 


「全国おぶつだん俳句コンテスト」

2008-02-04 13:56:47 | 本音

第1回「全国おぶつだん俳句コンテスト」なるものの

実施要項が送られてきました。

早い話が「おぶつだんがらみの俳句」を作って

応募してください!!!というものです。

応募資格は不問。当然、未発表作品に限ります。

2月1日に応募開始。締め切りは4月末日。

選考・発表は6月中旬が予定されています。

 

金賞(1点)には副賞として10万円。銀賞(3万円)佳作(1万円)。

応募者の中から100名に抽選で図書カード1000円分が贈られます。

 

ちょっとひらめくもののある方、応募してみてはいかがでしょう?

詳しくは「全国おぶつだん俳句コンテスト事務局」まで。

 応募はがきは当店にもありますが

HPからも応募できるそうです。


節分と星祭

2008-02-03 13:47:01 | 仏事のあれこれ

恥ずかしながら、この業界に入るまで

「星祭」という言葉と無縁でした。

 

でも、こういう商売をしていると節分もちかくなると

あちらこちらから「星祭の御祈願を・・・」という声がかかります。

商売柄、お寺様から声がかかることが多いので

「神社でやるのが節分で、お寺でやるのが星祭?」なんて

おそろしく無知なことを考えておりました。

 

ところが!!!

節分とは私以外のオトナの多くがご承知のように

季節の節目。「立春」とか「立夏」など季節が始まる前のシメの日。

そのときに邪気を追い払って新しい季節を迎えよう、という風習があったそうです。

特に春は一年の初めと考えられて

この時期の「節分」が特別視されていったのですね。

 

一方、「星祭」はものすごく乱暴にいえば、星占いみたいなもの。

その年の自分が属する星を祀り、安寧を願うというもの。

これまた、一年の運を司ることだから年明け直前にあたる

節分に行われるわけです。

 

ちなみに節分に関わる風習には各地でいろいろなものが

ありますが、

わが社のスタッフは

厄年の人は、夜中に年の数だけ(数え年)豆を入れた

紙包みを、誰にも見られないように十字路の真ん中においてくる。

というのを実行したそうです。